第21話 比喩と会話

今日長編小説の第二稿を書きながら

「いずれ小説から比喩は消えるだろう」

と思った。

実際今の小説は昔と比べると比喩がかなり少ない。


現代小説で重視されるのは会話である。

今日本でいちばん会話がうまいのは冲方丁だが、あれは「会話劇」ではなく「会議劇」かもしれない。


現代小説でいいモノローグはよく出会うが、いい会話はめったに出会わない。

会話は現代小説の未開拓なジャンル(?)かもしれない。


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