第14話

14そして次の日も夕方に神社に向かった。相変わらず人通りの無い犯行現場を通りすぎ、足早く神社へと急ぐ。そしたら予想外の珍客が居た。彫りの深い整った顔立ちに素晴らしいプロポーションに極めたファッションの茶髪の青年が「処女」に言い寄っていた。僕は見てはいけないモノを見たと踵を返す。彼女の嬉しげに困った顔を脳裏に焼きつけ、惨めな想いをしながら親友の家に寄った。

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