朝顔さんの色
繭住懐古
1「繭住懐古の書き始め」
俺は高校生の美濃小太郎。俺の隣の席には、「朝顔さん」という子が座っている。
朝顔さんは才色兼備で皆の人気者。だが無口であまり人と関わろうとしないミステリアス少女だ。
そんな朝顔さんにはある大きな特徴がある。それは、頭からアサガオの花が咲いているということだ。そしてこの花はどうやら俺にしか見えていないらしい。
この花は朝顔さんの感情によって色が変わる。例えば......
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