二階層掃討作戦編 28

またあの場所に来た


王はそこにただ佇んでいる


白骨のカーペットは幾分か増えたようだ。

リュウト「呑気なもんだ…」


王は動かず

王は佇み

王は従える


眼光を光らせるのは配下の魔物だけだ。


どうするのか周りの様子を伺っていると駆け出した、一人の男

エカード「皆〜!僕に続け〜!」


その瞬間に、キングホワイトウルフがピクッと反応する。

閉じていた瞼を開き、寝るのを辞める。


ギングホワイトウルフ「Gaaayaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!」

鼓膜が引き千切られそうな咆哮に、全身の筋肉が逃げ出そうとするのを必死に食い止める。


アイザック「続くのだ!HAHAHA!」


賽は投げられた、当たるか外れるか


人類の大博打だ。

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