番外編 大規模クラウン"ノア"入団試験 三十五

結局あの後は、レインの優勝だ。

最後まで、圧巻という感じだった、大谷○平を見た野球選手はこんな感じだったのだろう。


異次元に相応しい堂々とした勝利だった。


また、優勝者には内定の確約と内容によっては希望を1つ聞いてもらうえるらしい。

羨ましいぜちくしょー!


負けた俺らは、内定通知書待ちだ。

二次試験終了から3日〜5日間中に送られてくるらしい。

不安を紛らわせる為に、依頼やリューナ達との修業をする。

体を動かしている時は思考が停止する、人は嫌な事ってのは考えたくないんだ。


だが来ないは来ないで嫌だ!

いつ来るのか待つ時間も苦痛なんだ…

相反する気持ちと気持ちに目途がたたないまま、通知書が来てしまった。


いつも修業で使っているとこで見る事にした。

今日はリューナもマナも見守っている。

ユウコ「リュ、リュウト先開けても良かよ」

俺「ユ、ユウコこそ」

さっきからこんな感じだ、マナ達も不安げに見ている。


俺「同時にせーので開けよう」

結局これに落ち着いた、どうせ見なければいけないのだからさっさと見れば良いものを…


俺「せーの!」

畳まれた紙をソロソロと開けていく。

格…合…

これで何も無ければ合格だ、頼む!神様仏様!

俺「合…格!」

ユウコ「合…格…や!」


俺「ほぅぉぉぉあ」

ユウコ「いらしゃこらぁ」

言葉にならない喜びが不可能言語によって表される。

マナ「やったー!良かったですね!二人とも!」

リューナ「凄い!…」パチパチパチ


喜んでる途中で今気付いた、ユウコと抱き合う様に喜んでる。

ユウコもそれに気付いたようで、少し体を離す。


リューナ達に気付かれず、ひっそり気まずくなった。

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