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第3話 楽しき人
楽しき人
そいつはいつも笑っている
そいつはいつも穏やかだ
けれども心は密やかに想っている
たとえ風が吹いても
たとえ地面が割れても
そいつは冷静な目で見つめている
そいつは悲しみを抱いて見つめている
そいつはいつもどこかに楽しさ持っている
痛みを抱えていても楽しさを持っている
誰かに何かを託されるわけでもなく
みんなに注目されるわけでもなく
そいつはいつもどこかに楽しさを持っている
だから前を向いて進んでいくのだ
だから笑って進んでいけるのだ
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