第4幕
また朝が来た。
カーテンを開けると、寝起きの目には鬱陶しい朝日が射し込む。
いつものように、君の口癖と僕が好きな場所を思い出してみる。
全く、何とも上手くいかない日々だ。
今日も変わらず、誰かのcounter signが聞こえる。
そんな数々の悲鳴から逃げるように、去り行く記憶と君の背中を眺めている。
真っ白な病室の向日葵が、嘲笑するかのように、顔を上げている。
片隅に置かれた、埃だらけの自虐の表彰台に登り、名前の無い賞状を受け取った。
まるで追憶者のように、過ぎ去って事ばかりに、思いを馳せている。
□
君の口癖と僕が好きな場所
counter sign
去り行く記憶と君の背中
病室の向日葵
自虐の表彰台
追憶者
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