歌唄いの管制官

窓を開けて 流れる青

いつか見た未来を描くように 眺めてる

見上げる遙か彼方 飛行機が飛ぶ

管制官が伝える 今日一日


思い出す過去が いつまでもついてくるから


描き出すよ あの日から何度も

忘れたいと泣いている僕も 僕だから

震える手を掴むよ 今すぐに

笑い合う今日を信じて


巡る季節 過ぎる日々

消えてく過去を数えながら 立ち止まる

高く澄んだ青空 三月の風

紙飛行機が向かう 明日の朝


懐かしい未来が その手を伸ばし続けるから


歩き出すよ あの日からずっと

消えたいと泣いている君も 君だから

冷えた手を繋ぐよ 今すぐに

祈る思いの強さを信じて


飛ばした紙飛行機 管制塔から見た景色

未来が分からないから 生きていたいんだ

痛みを知った君じゃないと きっと絶望を歩けない

紙飛行機を飛ばす管制官 さぁ 歌おう


描き出すよ 今日から何度も

歩きたいと願い続ける僕も 僕だから

必ず手を掴むよ 離れないで

笑い合う未来を信じて

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