第7話

夜、あんちゃんが、 キッチンでまだ仕事をしている 夏姉に、キャンプの話をしている。

その2人に割り込んで、私も話に参加した。


「行く行く」

「わかったわかった、もう、うるさいなっ、わかったから」

「暑いぞ、大丈夫だな?」

「大丈夫だよっ」

「連れていくから、もう、2階に行けっ」

「やぁだぁねっ~!まだ9時半だもん」

「ゆりっ!そろそろ上がりなさいよっ」と、夏姉の声がキッチンから聞こえてきた。

ん?怒ってる?、ここは早く上がらないと……

まだ早いのになぁと腹が立ったけど仕方がない。

「うん、じゃあ行くね、お休みなさい」

「お休み」と夏姉が、キッチンから顔を出した。なんかいつもより綺麗だ。

「夏姉綺麗」

後ろで「美人奥さんだからなっ」と、あんちゃんが笑っていた。

なんか、ムカつく!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る