プラネタリウム

一番星を君と眺めた いつかの夏の日

君に小さな嘘をついた 少しだけ寒いな


暗くなって 君が見えなくなった

ねぇ 君には僕が見えている?

一人にしないで


ひとつひとつ 何かを落として 此処まで来た

空っぽの両手には 何が映るのだろう?

何故だか凄く泣きたいんだ


夜の闇で 二人の距離が遠くなる

ねぇ 君には僕の声は届いてる?

置いていかないで


ひとつひとつ 要らないものを拾って 此処まで来た

涙で滲んだ目には 何が映るのだろう?

理由も無くただ涙が零れた


「どうしていつも泣かないの?」

君はいつも僕にそう言う

「どうしていつも泣けないの?」

僕はいつも僕にそう言うんだ


ひとつひとつ 何かを落として 此処まで来た

空っぽの両手には 何が映るのだろう?

何故だか凄く泣きたいんだ

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