作詩

孤独独奏

いつからだったっけ？ 涙を流さなくなったのは

青い空が巡る 少し胸が苦しくなった

丘の上の君が 笑いながら静かに手を振る

いつからだったっけ？ 涙を隠すようになったのは

履き違えた美学 無性に寂しくなった

感情は置いてけぼり 今更拾い集めてみる

｢そうやって此処まで来て 一体何を手に入れたの？｣

君にそう言われたあの日から 僕は独りが怖くなった

ただ僕は 高い空の下 立ち尽くして

わけもなく涙が零れた

いつからだったっけ？ 笑い方を忘れたのは

星の無い夜の静寂 どうしても君に会いたくなった

今まで手にした幾つか 今じゃ意味なんて持たない

｢そうやって作り笑いして 一体何を理解したの？｣

君にそう言われたあの日から 僕は泣きながら夜を過ごした

ただ僕は 高い空の下 立ち尽くして

頬を伝う涙 風にさらわれた

｢そうやって此処まで来て 一体何を手に入れたの？｣

君にそう言われたあの日から 僕は独りが怖くなった

ただ僕は 高い空の下 立ち尽くして

わけもなく涙が零れた

｢そうやって作り笑いして 一体何を理解したの？｣

君にそう言われたあの日から 僕は泣きながら夜を過ごした

ただ僕は 高い空の下 立ち尽くして

頬を伝う涙 風にさらわれた

ただ 涙が零れた