第2話オッサンの転職

僕は45歳だが、転職には非常に厳しい年齢。

腰の骨が折れて、ボルトで補強してあるので肉体労働はできない。

出来れば事務関係が良いのだが、それじゃ若い人の方が有利。

だから、能力で決まる仕事を探している。


一度、ゲームのシナリオライターの面接を受けたが、そこは家族にも友達にも、何の仕事をしているとは言っていけないそうだ。


そして、社員同士の会話、もちろん居酒屋も禁止。

二次面接で自ら辞退した。


僕の文章に才能を匂わせる作品は一つもない。

でも、当たった作品もある。

兎に角、書くことは大好きである。しかし、それが趣味では無く、仕事になったら果たして楽しいのか?


でも、頑張ってみたい。

今はお盆休みだから、連絡が来ないが、一つ一つ会社を選んで、書類選考を受けてみる。

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