君への手紙

霞んだ文字は

拝啓。

いや、おかしいかな？

お元気ですか。

僕は、う～ん・・・微妙です。（笑）

銃声が飛び交う塹壕の中で。

喉をカラカラにして手紙を書いています。

ちびた鉛筆なので。

上手に書けないけど。

元々、字が下手だから。

丁度いい、言い訳だよね。

ははは・・・。

これが君へ贈る。

僕の最後の冗談です。

笑ってくれると。

嬉しいな。

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握りしめた手紙を。

破らないようにしながら。

私の指は。

震えていました。

貴方の。

下手な文字が読みにくくて。

私の涙で。

さらに滲んでしまったのでした。