第8話左寄りの主人公!
憤る海上自衛隊第三部部隊海上幕僚長宗像剣(むなかたけん)は唇を噛み締め、ロールプレイングを終了しても血液が滲む程の憤りだったに違いなかった。
「国防費は5兆円越えか、世界一ですな総理?・・・。」
「山口と秋田に1基づつ、2基で六千億円以上を費やしたイージスアショアを構築したにも関わらず巡航ミサイルを搭載しているF35戦闘機100機とはね・・・。」
「当初イージスアショアは二千億円という説明でしたね?」
「恐れ入りますよ、まったく。」
野党特有の揚げ足を取る言い掛りは空を切っていた。
「ここまで来ると建前で入管移民難民改正法案を採決した背景がみえて来ますなあ?。」
野党が幼稚な反対手段で牛歩を講じたのも、なりふり構わず採決させたくなかったと読み取れる。
そう言いたげに総理を睨みつける京町堀啓太は、国会議会外に詰め寄るのはこれが初めてだった。
多少、緊張して喉がカラカラに渇いていた。
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