第18話100円しか無くて

その日は給料日前で、財布に100円玉しかなかった。

貯金はあるが、使いたくない。

思案した。

挙げ句、馬鹿だからパチンコ屋に行く。

1パチで海を打つ。100円だけ。

1と9のWリーチがかかり、魚群が!

呆気なく、1で大当たり。

一箱出した。

換金すると、1400円。

今度は、その1400円で4円の甘デジ海を打つ。

大当たり。二箱出して、1万円。

100円玉が1万円になった!


だから、パチンコには夢があるのだ。

だが、最近は負けが込み、そんなに大きく負けてはいないが、もう打つ気はしない。


昔の現金機は1万円あれば、十分勝てる台だっが、今は甘デジさえも3万円くらないないと打てない。

来週は給料日だが、パチンコは絶対に打たない!

酒も程々にする。


居酒屋は絶対に行かないと決めている。

面接に受かるまでは、お金を使いたく無い。


名古屋市内なら良いのだが、何せ面接地は岐阜県だから。


天候は雨予報。

明日、仕事終わりに履歴書と職務経歴書、要約の下書きをする。

母がコロナじゃなければ、休まなくても良かったのに、濃厚接触者として3日間休み、明日から出勤するつもりが、37.6℃の熱がある。

明日、良ければ出勤する。


パチンコは、色んな思い出があるから楽しい。

だが、圧倒的に負けているだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る