第13詩 キライなの

深夜零時にやってきた

はにかむ貴方から扉越しのハッピーバースデー

愛おしくて部屋にあげたけど

言葉にできない私の隣で ろうそくを拭き消したね


幸せいっぱいの貴方は気付かない

1日早いバースデー


キライなの全部

連絡なしのサプライズも 知らないプレゼントも

ひとりよがりに体を重ねるのも

それに気付かない馬鹿な貴方も

キライなのよ全部


あのとき貴方は 「それでも良い」と言ったけど

言葉の裏を探しすぎて 自爆した私

あれはどういう意味だったのか

ろうそくが増えても 答えは見つからないよ


涙いっぱいの私は気付けない

1日遅いバースデー


キライなの全部

貴方に合わせる私も それに合わせる貴方も

痛いくらい感じても それに合わせる私も

きっと馬鹿だったの

馬鹿だったのよ私

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