嫌われの10 生きる意味を語る男

好きな感情なんて 持ち合わせてねぇよ


俺にとっちゃぁ 嫌われることが当たり前だ。


好きと思えば その女を気持ちが追いかけ



惨めじゃねぇか



振られるってのはよ



俺は嫌われることに抵抗が出来るまで


思いっきり嫌われようと思った



自分なんてなぁ どうでもいいんだよ



尊厳だのプライドだの そんなちんけなことで


くじける奴は つまらねぇ奴だ



世界中に嫌われ たった一人生きることになっても


俺は生きられるぜ


意味などねぇ 俺が生きてるから生きてんだ




好きっていう言葉も忘れそうだが



なんて言ったかな


ああ そうだった



 


って言葉があるらしいがな



俺がそれかは分からねぇが


恋愛感情を持ったからといって 互いに憎んじゃ意味ねえぜ



ふん どうせ俺は世の中の嫌われ者さ



嫌われ者の俺なんかに 言われたくもねぇだろうがな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る