新生

生き残りの夏雲が


静かにもがいてる


秋空に群れる羊達の下


一つ隣の人生を


崇めても祟っても


何も残らないと


教えてくれたあの人も


やがて落ちてゆく


枯れ葉みたいに


錯覚でも飛べる一瞬を


求めたいだけだよ


どんなおまえも


見つめている


そんな呪縛から逃れて


優しい眼差しをくれる人と


僕はいかなきゃ


さよなら、


愛を模した時間


重く冷たい日々


全てを捨てて


新生


僕は新しく生きよう

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