MEMORIES OF
もう何度目かの
名前のない旅に出る
愛する人とか 眩しい世界とか
ありふれすぎてる歌を
作ってみたくなった
濁った波が押し寄せる海岸線
何もないこの街を思う
好きになることは最後までなかった
だから次の場所へ
それでも僕がここに
存在していた日々は消えず
この街もまた僕の人生の
一部になってしまったけれど
どこの誰かもわからない彼女達が
書き綴った一つ一つは
透かしてみればどれも
その奥に綺麗な灯りが見えた
嘆きや怒りの声なき声にすら
それは彼女達が僕より
未来に愛された人だってことを
はっきりと証明していて
ここが居場所でないことを
静かに僕に突きつける
だからここにもいられない
混沌のちの静寂 その先は?
次はどこへ向かおうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます