第31話 ロリ巨乳系ゴーレム、ガンマちゃんなのだ配信
「皆さん、こちらはお昼過ぎから配信しております。おはうおっち、でございます。錬金術師系配信者である『あるけみぃ』様のゴーレム、ベータちゃんです」
「はろはろ、やっはろー☆ みなさん、初めましてなのだ~☆」
(※)『いきなり配信が始まった?!』『あれ、知らない女がいる!』『女ってか、目が3つあるから確実に普通の人族ではないぞ、こいつ』『服の胸元になんか文字が書かれてるように見えるが、なんて書いてあるんだこれ?』『これは確か、別の国の言葉で「ガンマ」と書かれてるような?』『流石だぜ有識者!!』『ガンマと言えば、前にデルタちゃんが言ってたような?』
「そうなのだ! わたくしこそが、巨匠たる『あるけみぃ』様に仕える第2号機ゴーレム! 背丈は120cm、胸は100cm越えのインドア系ゴーレム、【ガンマちゃん】なのだ!」
(※)『巨匠?!』『ベータちゃんとデルタちゃんはマスターなのに、ガンマちゃんだけ巨匠?!』『巨匠ってどういう意味だっけ?』『師匠の類語じゃなかったっけ?』
ドヤァと、低身長に似合わない大きな胸を張る幼女----もとい、ガンマちゃん。
ニヒヒっと笑いながら、3つ目という特殊な顔をしたガンマちゃんは「いやぁ~、ようやく登場できたのだ」と嬉しそうに言う。
ちなみに、有識者よ。残念でした。
服に書かれている文字は『ガンマ』ではなく、『群馬』です。
「ベータはともかく、まさか第3号機ゴーレムたるデルタにまで抜かされるなんて思ってもみなかったのだ。けれども今日は巨匠に頼まれた通り、ベータちゃんと共に料理配信を頑張らせてもらうのだ!」
「えぇ、マスターが居ないのは……非常に……残念ではありますが……」
(※)『分かりやすくベータちゃんが落ち込んでる!?』『ほんと、マスターって愛されてるな』『おれ、今からゴーレム作って来るわ』『もちつけ、造ったって好きになる訳じゃないぞ?』『いつか、この好感度高い理由を教えて貰うんだオレッチ』『オレッチさんファイト!!』
「もう、いつも通りベータは落ち込み過ぎなのだよ。あとで会えるのだし、今は配信を成功させることを第一にするのだ!」
「ガンマ、うるさいです。マスターの代わりにもならないので、黙ってください」
(※)『辛辣!!』『仲良く配信しようよ~』『とりま、ガンマちゃんの方で今日の配信について教えてくれる?』『確かに今のベータちゃんから答えは聞けそうにないな』
「おっ、鋭い視聴者に感謝なのだ! では、ベータに代わって、巨匠から伺った今日の配信を発表するのだ! それっ、ポチッとな」
ガンマちゃんがそう言って、自身の腕につけられたボタンを押すと、額にある第3の眼がピカッと光る。
光ると共に、配信中の映像画面に《ベータ&ガンマのめちゃうま料理配信!》という新たに文字が映し出される。
(※)『なんか出た?!』『その第3の眼、映像投影の役割を果たすんだ?!』『めちゃうま料理配信?』
ガンマちゃんの顔が動くと共に、《ベータ&ガンマのめちゃうま料理配信!》という文字が揺れ動く。
さらにボタンを押すと共に、文字が色とりどりに光り輝く。
「そう、ベータが家事、デルタが素材回収のための戦闘担当だとすれば、このガンマちゃんは映像編集担当! ガンマちゃんが居れば、生配信中に編集した映像をお届けできちゃうのだ!」
「ガンマとは今日、料理を作っていきます。その際に、必要な料理工程や材料などのレシピなどは、ガンマが映し出してくれます」
(※)『え?! 料理配信が変わるのだが?!』『今まで料理配信って、料理を作りながら口頭で言うから、早口で言われると分からないんだよなぁ』『文字として映し出すのは、光属性の魔法の応用?』『なんか虹色で目がチカチカする~!』
「ありゃりゃ、ごめんなのだ! ごめんなのだ! ----さて、それでは今日作る料理の前に、巨匠が作られた新たな魔道具を紹介したいと思うのだ!」
じゃじゃ~んっ、とガンマは胸の谷間の中から、先端が
(※)『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』『おっぱい! おっぱい!』
「ガハハっ、ゴーレムの胸なんかに欲情するとは、変な
ガンマがボタンを押すと、《ベータ&ガンマのめちゃうま料理配信!》という文字画面が消えて、代わりに『泡立て器』の説明が書かれた文字画面が表れる。
「では、これから3分程、『泡立て器』について説明していきますのだ! もし料理配信のみ見たい方は、5分ほど別の動画配信を見る事をオススメするのだ! ちなみにオススメはガンマちゃん編集による、【デルタちゃんの剣舞動画】です!」
(※)『サラッと動画のオススメし始めたんだけど?!』『剣舞見たいし、そっち行くか~』『このガンマ、今の所優秀なのでは?』『おい、この文字画面の青文字触って見ろ!!』『なに、触ると詳しい説明が出て来る?!』ガンマ『配信技術を応用して、文字に触れたと認識すると詳しい説明が出るようにしてます』『こっちにも来たんだけど?!』『やばいゴーレムだ。こいつはヤバイゴーレムだ!!』
「さて、それでは、ざっくり泡立て器解説! 始めていきますのだ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます