お刺身

「母さんからだ」



 女性は小包を開けた。中には冷凍の刺身が入っていた。



「えーと……『パパの愛したお刺身』って書いてる。でも、そんなにお刺身好きだった……え?」



 刺身の正体に気づき、女性は小包を取り落とした。

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