第3話 とろける脳

 熱中症指数、昨日が超危険で本日は危険。昨日は脳が焼けて、砂になる感覚だったが、今日は脳がとろけて、穴と言う穴から垂れ流されるような感覚だ。鬼の角が生えている部分辺りがギンギン痛くなる。気を抜けばその場に倒れ込みそう。救済は自販機の冷えた缶。脳天、こめかみ、耳の後ろ、首筋を冷やす。瞬時の幸せ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る