第6話 オーガニック教にどっぷりハマる母親
オーガニック教、これが本格的に始まったのは、コロナが始まる少し前の2018年くらいだったと思います。
この記事を読んでくれている人はなんとなくオーガニック教について知っている方が多いかもしれませんが一応説明します。
オーガニック教は、その名前の特定の宗教法人があるというわけではなくて、インターネットなどを通して広がる信仰する人が増えるモノです。
今日問題になっている新興宗教と非常によく似たつくりをしているので、あえて語尾に「教」とつけています
オーガニック教徒は、単に無農薬なだけではなく、アレルギーでもないのに、小麦を徹底的になくすグルテンフリーや牛乳を飲まなかったり、アイスはアイスでも、ラクトアイスを断じて禁じる。そのような共通の価値観をもっています。
オーガニック教徒と普通の健康家との違いは、過激か、過激ではないかで分けられると思います。
余談ですが、オーガニックを推進しようとしている国政政党に「参政党」があります。
オーガニック教を信仰する人は、今の「40~50代」の「女性」に多いと思います。
「40~50代」である理由 情報リテラシーが育たないうちに大人になる世代だから
Z世代は子どものうちからスマホなどで、インターネットに触れる機会があります。また、60代以上の高齢者は、あまりインターネットをつかいません。
40~50代は大人になってからインターネットに触れる世代です。大人になってからは、学生時代の時よりも、同世代の人間と関わる機会が少ないため、サイバーカスケードの影響をより受けやすいと感じています。
「女性」であある理由 女性と男性の脳の作りは少し異なるから。
女性は感情に影響されやすく、男性に比べて同調意識が強いため、特定の情報に流されやすい傾向があると感じています。
また、*オーガニック関連の本からオーガニック教の世界に入った人もいます。本の著者をネットで調べたりしていくに知らぬ間にどっぷりつかってしますのです。その本自体に過激性が無いとしても、サイバーカスケードによって、一度インターネットを使ってはどんどんエスカレートしていきます。
>過激であれば過激であるほど閲覧数が増える悍ましいインターネットの相乗効果
*「パンと牛乳はやめなさい」等の〇〇をやめなさい系の本
では、なぜ特定のの食事を制限するオーガニック教がここまで流行ったのか。
私一個人の感想ですが、
人間は精神が満たされないとき、何かを変えれば状況が変わると思いこむ性質があります。だからといって、新しいことを始めるのは大変です。しかし、何かを辞めることは比較的少ないエネルギーでもできます。
オーガニック教が始まった2010年代後半は、景気もあまり良くなく、社会全体が不安の空気にあったからなのかもしれません。また、新型コロナウイルスが始まった事も追い打ちしたのかもしれません。
なぜ私がここでオーガニック教を取り上げるのか
自分ひとりでオーガニック生活するのは構いませんが、仮にその人に家族がいたら、家族みんなが巻き込まれるわけです。さらに過激派になると、学校の給食にまでケチをつけるようになってきます。
私はオーガニック教の人の全ての意見を否定する気はありません。ただ、気にしすぎていると、どんどんと人生が不幸になっていきます。
「食べすぎるといけないよね」それくらいの距離感が大切です。
この記事を見てオーガニック教の信者が減ってくれることを祈ります。
*ここでいう年齢は2025年時点での年齢です
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