総評「盗賊会社」★★★★★★☆☆☆☆

〇評価平均(10点満点)

 アイデア:2.60(5点満点)

 文章  :3.17(5点満点)

 合計  :5.77


〇個別評価

№ タイトル 評価(アイデア・文章)

373 新しい社長 5(2・3)

374 名案 6(3・3)

375 ぼろ屋の住人 6(3・3)

376 滞貨一掃 6(3・3)

377 あるロマンス 6(3・3)

378 あすは休日 4(1・3)

379 盗賊会社 6(3・3)

380 殺され屋 5(2・3)

381 あわれな星 5(2・3)

382 厄介な装置 5(2・3)

383 趣味決定業 9(4・5)

384 装置の時代 6(3・3)

385 最初の説得 4(1・3)

386 仕事の不満 4(1・3)

387 あるノイローゼ 5(2・3)

388 声の用途 5(2・3)

389 紙幣 5(2・3)

390 大犯罪計画 5(2・3)

391 感情テレビ 5(2・3)

392 時の人 5(2・3)

393 善意の集積 8(4・4)

394 黒い棒 8(4・4)

395 打ち出の小槌 6(3・3)

396 あるエリートたち 9(5・4)

397 最高のぜいたく 6(3・3)

398 無料の電話機 6(3・3)

399 夕ぐれの行事 5(2・3)

400 帰宅の時間 6(3・3)

401 助言 6(3・3)

402 長い人生 6(3・3)


〇寸評

 アイデアのよい作品もすくなくないが、わるい作品も目につく。当たりはずれの大きい作品集である。

 文章はすべて平均点以上で安定している。

 星新一を読んだことがない者に薦めてもわるくない一冊だが、アイデアの内容的には、ややフリーク向けか。

 なお、№398の「無料の電話」は、インターネット社会を予見しているような作品だが、そういう点は評価に加味していない。それで社会を変えたのならともかく、予見しただけでは意味がないと個人的には思うのだが、どうであろうか。社会を動かさなかった予言に意味はないというのが私の考えである。異論は認める。

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