半分 Movie Geek
うびぞお
01 SHE SAID /シー・セッド その名を暴け
SHE SAID /シー・セッド その名を暴け(2022)
今年、最初に観た映画。正月だから観たというわけではなく。ちょっと興味があって録画しておいた中の一つをたまたま観ただけ。
ハーヴェイ・ワインスタインという映画の有名プロデューサーが2017年に性犯罪者として逮捕された事件の映画化。この事件のことを詳しくは知らないし、実話に基づく物語がそんなに好きだというわけではないけれど、まあ、映画に関わる大スキャンダルだったので興味はあった。あとは主演のマリー・キャリガンの演技が好きだってのもあって、観ようと思った作品。
大きすぎる権力を持った男(男たち)を、女性ジャーナリストたちが真実を拾い集めて追い詰めていく。一歩間違えれば、奈落の底に落ちる覚悟をしながらだ。そして、勇気ある告発によって勝利を得る。
ひとことで言えば、「ざまぁ」の映画だ。
まあまあ面白かった。でも、そんなに爽快感はない。
だって、日本だって似たような騒ぎは起きてる。大きな芸能事務所のスキャンダルはまだもめてるし、芸能人になりたい子供を引っ掛ける詐欺事件なんて珍しくない。
一握りのスターになるための闇。そういうのが本当にあるのか、どこまで根深いのか分からない。でも、全くないわけではないんだろうし、大きな闇が一つ暴かれたからと言って、業界がクリーンになることはないんだろうし。
ただ、面白い映画が観れるなら、その裏側にどんなドロドロがあっても知らない振りができる。むしろ、そういう泥や闇の中から造られるから、映画は面白いし、惹かれてやまないのかもしれない。
そんな風に考えてしまう自分は、セクハラの共犯者の一人なのかもしれない。でも、裏の事情なんて知らないで作品だけを純粋に楽しみたい。これは矛盾するのかな。
なお、今年、2本目に観た映画は「エンド・オブ・ハルマゲドン」(2022)
チェコのSFホラー? 女を誘拐して体外受精して悪魔と天使が戦う、みたいな? 何だか珍妙な映画だったことしか覚えてない。
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