一人十色

『十人十色』  という言葉がある


十人の人が居れば  十人それぞれに色がある    という意味


けれど


「自分」という一人の人間の中には


様々な感情が渦巻いている


嫌い  だけど好き


楽しい  けれど悲しい


理屈や理論では説明できない曖昧な感情が


心の中をぐるぐる巡っていて


その感情に終わりはなくて


だから


『一人十色』


自分の中にあるたくさんの別々の感情


矛盾している感情だってある



それでいい


私たちは そうやって色々な感情に揺さぶられて


毎日を生きているのだから


〈面白い〉  〈寂しい〉


そうやって日々を感じて生きているのだから

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