第30話 三十番札所・善楽寺

 線香が 抜けぬ折れると 騒ぐつま


 線香に 火がつかない!と 当たるつま 手元狂って 持つ手炙って……



🔥_(゚◇゚;)ノ゙アチチ! 依道、心の川柳・短歌……



 本日、三番目のお寺は、三十番札所・善楽寺ぜんらくじ。ちょうどお線香が無くなったので、予め買っておいた新しいお線香を使うことになりました。

 しかし、筒状の入れ物の中にびっしりと詰まったお線香は、なかなか取り出すことができませんでした。

 少し引き出してはポキポキと折れるお線香を前にして、プチ癇癪を起こした我が夫。

 力任せにお線香を引っ張り抜いて、1/4ほどのお線香を台無しにしてしまいました。


_: (´△`」 ∠) :_ あぁ、もったいない……そんな風に思う私は貧乏性でしょうか?


 そんな苛立った心でお線香に火をつけようとしていた我が夫。今度はお線香に火がつかない!と騒ぎ始めてしまいました。『風除けになれ!』だの『そこに立つな!』だの『少しは手伝え!(どうやって!?)』だの、八つ当たりが酷いのなんの……

 そんな時、一陣の風がライターの火を煽るとその炎が夫の指先に……

「ほあちゃーーーっ!」

 夫は、某アクションスターのような声を上げながら、その手に持っていたお線香を放り投げてしまいました。


_: (´△`」 ∠) :_ あぁ、もったいない……そんな風に思う私は (以下同文)

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