第27話 二十七番札所・神峯寺

 🪷 まだ着かぬ 長距離移動 その隙に カクヨムしたら ひどく叱られ


 ( ˘• ₃ • )ブウ 依道、心の短歌……



 金剛頂寺こんごうちょうじを出発し、次の巡礼地である二十七番札所・神峯寺こうのみねじへと向かっていた私たち夫婦。

 私は『到着までちょっと時間があるから良いよね〜』と、カクヨムの画面を開き、早速ヨムヨム……。

 そんな、皆様の作品を読み漁る私に向かって夫が、『そんな画面を見ずに景色を見ろ!』と、一喝。


 (#)`ω´(#)プク~ むぅ〜、ずっと我慢してたのに少しくらい良いじゃない……

 でも、国道55号線沿いに続く海岸線の景色はとても綺麗でした!


——◇◆——


 🪷 急カーブ 細道続く 激坂で アクセル踏んで スリップひやり……


 ヒィィィ!!Σ(๑꒪ꑣ꒪๑ノ)ノ 依道、心の短歌……



 神峯寺こうのみねじまであと少しのところまでやってきた私達。

 細い山道を登り始めてすぐのこと。夫が、急勾配のヘアピンカーブを登ろうとアクセルを踏み込んだその時、タイヤがスリップして車がズルズルと後退し始めてしまいました。怖かったです……


 : (((;"°;ω°;)):ガクガクガク あのまま車が制御不能になって崖から落ちるんじゃないかと思いました……

 

——◇◆——


 🪷 夫言う あのご夫婦を 見かけたと……


 ナントッ!!Σ(゚∀゚ノ)ノ 依道、心の川柳……



 ようやく二日目の最後のお寺、神峯寺こうのみねじまでやってきた私達夫婦。

 私が筋肉痛で痛む体に鞭を打ち、フラフラしながら階段を登っていると、夫が『おい、気付いたか?』と耳打ちしてきました。何のことかと聞き返せば、例のライバルご夫婦を見かけたのだとか。

 私はご夫婦の姿を見つけられませんでしたが、最後の最後、こんなところでお見かけするとは……本当にびっくりです。


(; ̄Д ̄) それにしても我が夫は、この広い境内でよく例のご夫婦に気が付けたよね?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る