第16話 十六番札所・観音寺

 もう一寺いちじ! 刻限迫る 納経所 焦る夫と いこう住職


 フォッフォッ(ˆω ˆ ) ((゚ロ゚; ))(( ;゚ロ゚)) 依道、心の短歌……



 納経所の終了時刻まで、あと一時間ほどという微妙な時間に訪れた十六番札所・観音寺かんおんじ

 『急げば最後、もう一寺行ける!』と息巻く夫は納経所に駆け込むと、素早く納経帳と納経軸を差し出して御朱印を頼みました。

 ですが御住職(?)、気分はすっかり閉店モード。実にのんびりとしておられ、『どちらからお越しで?』『今夜のお宿は?』と、まったりした雰囲気で宿泊先の心配をしてくださいました。

 私としては、ほっこりできて大変ありがたかったのですが、隣で夫がソワソワし始めてしまい、その様子から察した御住職はササッと御朱印を書いてくださいました。


 ( ;´Д`) 夫ォォォ! 子供じゃないんだから空気読んでぇぇぇ!

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