バステ系TS魔法少女ちゃん
さや
番外編
服装なんて周りから浮かなければいい、そう思ってた時期が私にもありました
「先輩っ!一緒に服を買いにいきませんか?」
オフの日、やることもなく部屋でゴロゴロいるところにいきなりやってきたさやかはそんなことを言い出した。
服、服か…………
自分が持っている服は支給品の地味な黒いシャツとズボンとスカート、あと下着。ちなみにスカートはなんか落ち着かなくて使ってない。
そのため普段着は常にまっくろくろすけなのだが、別におしゃれとかにあまり興味のない俺は特段なにも困る事なく生活出来ている。
「でも、もったいないですよ先輩、ちゃんと可愛らしいんですから。先輩前に給料余らせてるっていってましたし、ちゃんとしたオシャレな服買いましょうよ!」
いやでも俺おしゃれとか分からんし…………
「安心して下さい、私が先輩に似合う服を見事にコーディネートしてあげますから!」
うーん…………まぁ、今日別にやる事ないしいいけど
「じゃあ早速行きましょう、近くのデパートにランジェリーショップがセットになった大きな服屋があるんですよ!」
な、なあちょっとこれ露出多くないか?体がスースーして落ち着かないんだけど…………!
「うーん、もうちょっと露出が少ない服ですか?…………あっ、ならいっそのことこのゴスロリとかどうでしょう、先輩の綺麗な黒髪と凄く似合って可愛いですよ!」
いやなんでそうなる?!流石に恥ずかしいって!
「一回着て見ましょうよ、絶対似合ってますって。私が保証します」
うぅ…………くそっ、俺の衣装差分は要らないってのに…………!
「やっぱり似合ってます!私の目に狂いは無かったですね。これ買いましょうよ」
やだよ!?
「本気で拒絶されると悲しいですね………。まあ私のお金でこの服は買います、いつかまた着せたいので」
ど、どうしてこんな極端なんだよ。俺は別に普通の服でいいのに………
「いや先輩がもってくる服って大体前からもってた服の色違いか変な柄がついた黒系の服なんですよ。せめてスカート履きません?」
だったあれ凄く下半身がスースーして落ち着かないし
「だったらここら辺の服か、もしくは失礼ですけど女児服とかなるんですよね…………」
なんか、こう、ボーイッシュな奴ないの?
「あるにはありますけど、サイズが…………いやでも萌え袖みたいな感じで行けばありなのかな……………ちょっと持ってきますね」
「おお!萌え袖ボーイッシュ良いですね!」
確かにちょっとぶかぶかだけど、それに目を瞑れば結構よさげな服だな。取り敢えずこれ買おうかな
「じゃあ次はランジェリーショップですね!」
……………えっ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます