第7話

ドキドキ💓 コンピューターと感情共有アンドテレパシーキス




学校の新しいテクノロジー実験室



学校の新しいテクノロジー実験室に、ソラ、ミユ、アイラ、ナユ、ツカサコが集まっている。今日は、最新のコンピューターと感情共有技術のデモンストレーションが行われる日だ。


「これが新しいコンピューターよ。」教師が説明しながら、中央の装置を指差す。「感情共有機能を搭載していて、テレパシーによるコンピューターとの感情の共有ができるんです。」


「すごいですね!」ミユが興奮気味に言う。「テレパシーでコンピューターと感情を共有できるなんて、まるで夢みたいです。」


「はい、私も楽しみにしていました。」アイラが微笑む。「どうやってコンピューターと感情を共有するのか、実際に体験してみたいです。」


実験室


ソラたちは一人ずつ、コンピューターに接続するセッションを行う。まず、感情の共有機能を使って、彼女たちの感情をリアルタイムでコンピューターに入力する。


「さあ、これから感情を共有してみましょう。」教師が言う。「まず、感情を選んで、それをコンピューターに送信します。」


ソラが最初に挑戦する。「私は、幸福感を共有してみます。」彼女が感情を選び、コンピューターに送信すると、コンピューター画面に幸せなイメージが映し出される。


次に、ミユが挑戦する。「私は、安心感を共有してみます。」感情が送信されると、画面に穏やかな風景が広がる。


アイラ、ナユ、ツカサコもそれぞれの感情をAIと共有する、コンピューターがそれを視覚化する。コンピューターとの感情の共有が終わると、教室全体に和やかな雰囲気が漂う。


「すごいね、感情が画面に映し出されると、より深く感じられるよ。」ナユが感想を述べる。




セッションが終わった後、ソラたちは休み時間にカフェテリアで集まっている。今日のデモンストレーションの話題で盛り上がっている。


「コンピューターとの感情共有、すごく面白かったよね。」ツカサコが言う。「でも、ちょっとドキドキもしたよ。」


「うん、私も。」アイラが頷く。「感情を共有するって、思っていた以上に深い体験だったわ。」


「それに、テレパシーキスのことも気になった。」ソラが言う。「あれって、実際に体験するのはどうなんだろう。」


「テレパシーキス、面白そうだけど、ちょっと恥ずかしいかもね。」ミユが笑う。「でも、体験してみたらどうなるんだろう。」




その夜、ソラは部屋でテレパシーの練習をしている。


「ちょっと試してみよう。」ソラが心の中で呟く。



その瞬間、ソラの心にふとミユの存在を感じる。彼女がもしかしたら、自分のテレパシーを受け取っているのではないかと思う。ソラは少し照れくさい気持ちを感じながらも、テレパシーでミユにメッセージを送る。


「ミユ、どうしてる?」


ミユからの返信が、ソラの心に直接響く。「すごく面白いね」


その後、ソラとミユはテレパシーを使って、感情を共有し合う。二人の間には、温かい感情が伝わり、心がつながるのを感じた。



その心の交流は、言葉を超えた特別な瞬間だった。ソラとミユは、互いの感情をテレパシーで伝え合いながら、まるで一つの存在になったかのような親密さを感じていた。ソラは心の中で、ミユの優しい笑顔や穏やかな気持ちが波のように広がるのを感じ、ミユもまたソラのドキドキした心の鼓動を感じ取っていた。


「ミユ…まるで私たちが一緒に溶け合っているみたいだね…」ソラがテレパシーでそっと囁く。


「うん、すごく不思議な感じ。でも、安心する」とミユは温かな気持ちをソラに送り返す。二人の心の繋がりは、感情だけでなく、お互いに寄り添うような優しいぬくもりを含んでいた。


ふと、ソラは少し大胆な試みを思いついた。ミユともっと深く繋がりたい、そしてその繋がりを確かめたいという気持ちが胸に膨らんできた。少し照れくさい気持ちを抱えつつ、ソラはテレパシーでそっと伝えた。「ミユ…テレパシーキス、してみたい?」


ミユからの返答が一瞬、止まる。しかしすぐに、彼女の心からのドキドキと、少しの緊張がソラに伝わってきた。「…やってみる?」とミユの声がソラの心に届いた。


その瞬間、二人の間に新しい感覚が生まれた。テレパシーを通じて、彼女たちは互いの唇の触れ合いを感じたわけではなかったが、心と心が優しくキスを交わすような感覚があった。それは、まるで二人の心がさらに深く結びつき、愛情の確認のようなぬくもりと安心感が広がるものだった。


ソラは心の中で微笑みながら、ミユにメッセージを送った。「ありがとう、アイラ。これからもずっと、こうして繋がっていようね。」


「うん、ソラ。これからもずっと。」


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