自由研究

「自由が結局1番困るのよね」

君はそう言った。

「何かしら縛りがある方がやりやすいのよ。お題とかルールとかね。だから私は人生にお題を設けたいわけ」

「どんなお題がいいの?」

僕が聞くと、君は答えた。

「君を幸せにする」

真っ赤になった僕に君はニヤリと笑った。

「私の研究対象になってよ」

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