窓越しの
療養のためにこの場所に引っ越してから、毎夜四角く切り取られた星空が見える。
外に出ることは滅多にできないから、せっかくの満天の星を楽しむことはあまり出来ない。
けれど、その幾万の輝きは、私に「独りじゃないよ」って言ってくれるみたいだった。
いつかは私もこの輝きになれるようにキスを。
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