第3話 天草四郎の伝説


 烈は釧路での冒険を終えた後、新たな手がかりを得る。それは、かつて父が調査していた天草四郎の伝説に関するものだった。天草四郎は、江戸時代に実在したキリシタンの反乱指導者で、その遺物が釧路に隠されているという噂があった。


 烈は、アイヌの長老シノカの助けを借りて、天草四郎の遺物が隠されている場所を特定する。その遺物は、釧路の古代遺跡に隠された宝箱の中にあるとされていた。


 烈は釧路の遺跡で天草四郎の宝箱を発見するが、その瞬間、謎の男たちに襲撃される。彼らは、ウラジオストクから来たロシアの秘密組織「モア」のメンバーであり、天草四郎の遺物を手に入れようとしていた。


 烈は何とか逃げ出し、宝箱を守り抜くために、再びカムイの助けを求めることになる。カムイは烈に、天草四郎の遺物が持つ力についての古代の伝承を語り、その力を悪用しようとする「モア」との戦いが避けられないことを伝える。


 釧路での戦いが再び激化する中、烈はカムイと共に「モア」のメンバーと対峙する。彼らのリーダーである藤堂は、天草四郎の遺物の力を手に入れ、世界を支配しようとしていた。藤堂は、釧路の大地に秘められた力を解放するために、天草四郎の遺物を使おうとしていた。


 藤堂は、烈に対して恐ろしいゲームを仕掛ける。それは、命を賭けたロシアンルーレットだった。藤堂は、天草四郎の遺物を渡す代わりに、このゲームに勝つことを要求する。烈は、父の教えと自分の信念を胸に、藤堂との命を賭けた勝負に挑む。


 激しい戦いの末、烈は藤堂を倒し、天草四郎の遺物を守り抜くことに成功する。しかし、その代償は大きく、カムイが重傷を負ってしまう。釧路の空にはうろこ雲が広がり、烈は友の犠牲に涙を流す。


 カムイの治療が終わり、烈は釧路の人々と共に再び平和を取り戻すことに成功する。彼は、父の遺志を継ぎ、新たな冒険に向けて歩み出す決意を固める。天草四郎の遺物は、釧路の大地と共に守られ、烈の心には新たな希望が芽生えるのだった。


「そうね…」

「だから、今夜はずっと愉しもうよ…」

「え?何を愉しむの?」

「えー?決まってるじゃん?」

「何が決まってるの?」

 そう、美穂が話すと烈は私にキスをしてきた。

それは、とても可愛らしいフレンチキスだった。

「美穂ちゃん、俺さ、美穂ちゃんを幸せにするよ…」

 私はこれを聞くと本当に心から嬉しかったのだ。

「うん、ありがとう…」

 部屋の外の廊下では人の歩く音や話し声が聞こえてくる。

 私はちょっとドキドキしていた。

「美穂ちゃん、俺、大好きだから…」

「うん、分かってるわ…」

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