夜明けの詩。【短編集】

東雲 SANA(*^^*)

一ノ詩 才能と努力。


私と違ってあの子は優秀だ。


勉強もできて、運動もできて、愛嬌もあって。


羨ましかった。


それと同時に、憎たらしさもあった。


なぜ、私にはできないのだろう。


なぜ、そうも簡単に私にできないことを、やりとげてしまうのだろう。



だけど、ある日気がついた。


誰でも、努力せずに結果が出るわけがないのだと。


「あの子なら簡単にできる」なんていうのはただの幻想だ。


誰だって、努力するから結果が出て、難しいこともできるようになるのだ。


なぜ気がついたかって?


私がそう言われたからだ。


「すごいね。やっぱりがある人は違うね」


こう言った本人は、軽い気持ちでこう言ったのだろう。


だけど、私には重くひびいた。



才能ではない。私だって、最初はできなかった。


なのに、努力なくして結果が出ていると、決めつけられたような気分だ。



「才能」とは、ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力。



素質だけのことではない。



「才能」を開花させるには、「努力」が必要なのだ。



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☆ここまで読んでくださってありがとうございます!♡や、やさしい感想等お聞かせ願えるとうれしいです!東雲 SANA☆

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