カレーハウス11イマサ (東京都新宿区西新宿)

 皆さんが『美味しい』と感じたカレーライスの原風景はどんなものでしょうか?


 お母さんが、何時も作ってくれるカレーライスでしょうか?

 キャンプ場で、みんなとワイワイガヤガヤしながら作って食べたカレーライスでしょうか?

 調理実習の際、意中の女生徒ヒトが作ってくれたカレーライスでしょうか?

 ご両親と一緒に入ったホテルの高級レストランで食したカレーライスでしょうか?


 私が生まれて初めて『美味しい』と感じたカレーライスは、幼稚園から小学校低学年時代に、両親と行った『カレーハウス11イレブンイマサ』です。

 住所を見ても、どこら辺にあるのかピンとこないかも知れませんが、こちらの店舗『新宿駅の地下街』にあるんです。

 新宿駅と言えば、1日平均の乗降客数が120万人!と言われる巨大ターミナル、そんな駅の地下街に存在しているカレー屋さんで、創業は1964年(昭和39年:東京オリンピック開催の年)…だそうです。


 店内はカウンター席オンリーで、食券制を採用しています。

 立地柄、お昼時にはリーマンやら学生さんが多数を占めていた記憶があります。


 そんなカレーライスの中でも、一番のオススメは『ポークカレー』。

 極めてオーソドックスな味わい、スパイスの風味や『辛味・酸味』もさる事ながら、ポークや野菜から引き出される『甘み』が全体をマロヤカに纏めてくれます。

 幼稚園児が好みそうなカレーライスとなれば、相当な甘口かと言われそうですが、下手なレストランのカレーよりも辛かったです。

 でも、あの辛味の後からやって来る『甘み』が何とも病みつきで、東京(と言う名の単身赴任)中も、たまに出かけては懐かしの味に舌鼓を打っていました。

 まぁ、子供の頃からすれば、カレーにトッピングされる具材、お供のサラダ!とカレーライスのレパートリーやバリエーションも増えています。


 しかしながら、私のお好みはシンプルに『ポークカレー』。

 ルーに野菜は溶け込み、豚さんも辛うじて原型を留めているものの、口に含めばホロホロと溶けていきます。


 ここ十年ほどは食べる機会もありませんが、まだまだとの事なので、間違って東京に行った際にはお邪魔したい所です。

 因みにレトルトパックの通販もやっているようです。

 どうしようもなく食べたいなぁ~と思ってしまった人はこちらでもどうぞ。


 でも、お店の料理って、その場所に行って食すから『美味しい』んですけどね。

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