32. ネーミングの秘訣、教えます〈前編〉
小説に必要不可欠な、キャラクター・地名・アイテムなどに固有の名称。
創作界隈を見渡してみると、こういった名前付け作業が苦労の種になっているケースもままある様子です。
というのも、個人的にはネーミングで悩んだ経験があまり思い当たらないのです。十代からの創作活動を通じて、自分なりの引き出しをいくつも持っていることが大きい気がしています。
そんな「真野流ネーミング術」を、簡単なものから順にご紹介して参りたいと思います。
◆ダジャレで押し通す!
今すぐにでも使える方法がこれです。わたくし
拙作長編から例を抜き出してみます。まずは連載中のアクションコメディから。
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https://kakuyomu.jp/works/16818093080062396426
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主要キャラの名前です。安易なネーミングですが、ストーリーにはバンド物の側面もありますし、ここまでは良しとしましょう。
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こんな名付け方はアリなの? と思うかもしれませんが、プロットや設定が先に出来ていればアリだと思います。作風がコメディだから許される所業ではありますが。
ちなみに、ダジャレではありませんが、主人公・
◆統一性・一貫性を持たせてみる
ダジャレの応用ですが、さらなる発想力を必要とします。しかし、それも自分の得意分野への知識で補うことが可能です。
この方法も例を挙げたほうがわかりやすいと思われます。前項に続いて、こちらの完結作品(和風ファンタジー)を参照してみましょう。
★マレビト来たりてヘヴィメタる!〈鋼鉄レトロモダン活劇〉』
https://kakuyomu.jp/works/16817139558812462217
以下はヒロイン・
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一見和風ですが、すべて往年のプログレッシヴ・ロック・バンドの名前をもじったものになっています。
ただし、一つだけ変則的な名付け方をしています。
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鳥の名前を英語名から日本語名に直訳しました。こうしたフィルターを通してみるのも、ネーミングのバリエーションを増やすのに役立つはずです。
一方、
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こちらにも例外が一つだけあります。
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2ndアルバム名の意訳です。元ネタがわからないぐらいにひねってみるのも、たまにはいいかもしれません。
後編に続きます。
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