A Family in a Doll House 5への応援コメント
>この先向かい合ってどんな理解が生まれるとも思えなかったし、思ったより早く死んでくれたか、という、殺伐とした感想だけがあった。
さもありなん。
>死に際だけは素直に故人の〝人徳〟を認めるしかない。
いい皮肉ですなあ。
>病院の事務棟の教えられた部屋へ出向くと、先客がいた。
ここからミノリとわかるまでの流れにはちと引っかかりを覚えます。
ミノリの外見描写から台詞に移るので、ミノリが説明してるように読め、混乱を招きます。描写時に「葬儀屋と何か話してる」とか、もう一人いることを先に書けばわかりやすいかなと。
>「では、セレモニーのプランはこの通りということで?」
病院から葬儀屋に直で話が進むの、かなり違和感あるんですが病院で亡くなったらこうなるんですかね?
遺族にも葬儀屋を選ぶ権利はある気がするんですが……いや、それこそ田舎だと選択の余地がないこともあるのかも。私の時は自分で探さないといけなかったので。
>恐ろしく淡々と状況の念押しをする葬儀屋氏。なんでこんなに冷静なんだ。異性装のカスタマーも同性婚の遺族も全部織り込み済みか。時流への適応能力、高すぎだろう。
ちょっと笑ったw
多様性配慮高すぎる。
>チョロすぎるぞ、自分、というツッコミを止められなかったけれども
ほのかなラブコメの波動を感じる……
>女装仲間とは言っても、こういう場だけに現れたのは普通のおっさん達だ(何人か女性に化け切った猛者もいたけれど)。
シュールすぎる。
>ミノリはよ、見える奴なんだよ
あー、なるほど!
>なんだか霊感師みたいな子だな
いや、これは思わないでしょw
あと「霊感師」より「霊能者」の方が一般的な名称かと。
>熾火のような黒い記憶がよみがえった今のこの勢いで即日父親に会い、過去の怒りに油が注がれたならば、きっと――
あー、ここも共感度高め。
あの親父なら「最後に殴らせろ」となるのもわかるというか。ふと殺意が甦る感覚わかりますわ。
>「そこ……そこに、いるの。ずっと。……春華さんの、心の名残が」
ふむふむ。まあ定番のやつですね。
むしろ霊能関係者が出てくるとホラー感が減じるのは何故なんでしょう。説明がついてしまうから?
わりと前回辺りから着地点がホラーではなくなりそうな感じがしてきてますが、はてさて……そろそろ終わりそうですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
返しが遅れまして失礼しました。珍しく日曜(の朝からの)出勤が入ったので、こちらも珍しく夜中のうちに床に着いた次第 w。
>>病院の事務棟の教えられた部屋へ出向くと、先客がいた。
>ここからミノリとわかるまでの流れにはちと引っかかりを覚えます。
ああ、確かに「先客がいた」だけだと、職員一人だけにも読めますね。
状況説明が雑だったようです。さっそく訂正してみました。ご指摘ありがとうございます。
>病院から葬儀屋に直で話が進むの、かなり違和感あるんですが病院で亡くなったらこうなるんですかね?
このへんは、ちょうど最近父上を亡くされた同僚がいたので、いろいろ聞いた話を参考にしています。
ネットでも声を拾ってみましたが、そんなもんらしい、という例が割と出てくる印象です。日本の病院にはだいたい出入りの業者が(時に複数)いて、死亡するとそれはもうスピーディーに話が進んでいくんだとか。
もっとも、同僚のケースだと、危篤状態の段階から遺族(予定)へいろいろと病院から打診と言うか、説明があったとかで、黙っていたら問答無用で契約業者に持っていかれる、というわけではないようです。そこらへんやや誤解を招きかねないかもとは思いましたので、少し文章を追加しておきました。
>>女装仲間とは言っても、こういう場だけに現れたのは普通のおっさん達だ(何人か女性に化け切った猛者もいたけれど)。
>シュールすぎる。
この場合の「化け切った」は、半ばばれてるんだけどそのまま「そういう人だから」で押し切ったという例か、あんまり性別を感じさせないような ^^ おばさんになり切った、という例でしょうね。太ってて中年で特におしゃれと言う感じでもなくて、というタイプなら、結構バレないみたいです。まあ声の問題をクリアすれば、ですが。
>>なんだか霊感師みたいな子だな
>いや、これは思わないでしょw
>あと「霊感師」より「霊能者」の方が一般的な名称かと。
霊能者だと本職って感じになるんで、そこまでは行かないかなあと。
まあ要するにそっちの感覚が強そう、というイメージですんで、シンプルにわかりやすい表現へ変えてみました。
>むしろ霊能関係者が出てくるとホラー感が減じるのは何故なんでしょう。説明がついてしまうから?
そうでしょうねー。得体の知れない怖さこそがホラーの本領だと思うんで、霊と安心安全にコンタクトできるシステムが見えてしまうと、もうあきません。せめてエクソシストとか調伏師にしてもらわないと w
A Family in a Doll House 4への応援コメント
>「お母さん、心の中では、とっくにお父さんを殺してたんだと思う」
>「……いや、でも、だったら」
>「多分、離婚しないで、ずっとそうやって夫と向かい続けることで、春華さんへのケジメっていうか……贖罪のつもりだった……のかも」
ここら辺、共感度高いですねえ。
離婚という選択肢、人によっては信じられないほど選ばない人っていますしね。
>「でも、何か隠してはいるんだ?」
ふうーむ、何だろう?
今のとこ、全然わかりません。
今回は、夢で見た母親の記憶が痛切に感じられましたかね。息子(娘)だけは幸せにしたいという気遣いというか、愛情が。結果的にうまく行った気はするんですが、こういう記憶って忘れがちですよね不思議と。
しかしミノリの意味深な台詞の意味とは……気になりますな。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>ここら辺、共感度高いですねえ。
いやいや、ここはいちばん書いてて不安だったところでして。
「この内容をアリだと言ってもらえるのか」
「口先だけで丸め込めばいいってもんじゃないだろうっとか突っ込まれないか」
「そもそもこんな感覚なり経験を実体験として持っている人間がどれだけいるのか」
などなど、際限なくネガティブな感想しか出てこなかったんですけれど、でも完全にアウトだという感触だというわけでもなく。
頷きながら読んでもらえたのでしたら、ありがたい限りです。たぶん母親の心理を納得いくまで書きこんだら、それはそれで短編一つになるだろうなとも思うんですけど。
>今回は、夢で見た母親の記憶が痛切に感じられましたかね。
>こういう記憶って忘れがちですよね不思議と。
そうですね。一応この主人公は、親父への復讐めいた考え一色で、他のことは他人からの気遣いも含め、ろく目に入ってなかったというイメージでしたんで、こんな風に都合よく w、時間差をつけて記憶が戻った、ということにしてあります。
>しかしミノリの意味深な台詞の意味とは……
最初からばらまいておいたあれやこれやの伏線の回収は次話にて 笑。
これまた「アリだ」と言ってもらえるかどうか、びみょーなんですが。
編集済
A Family in a Doll House 3への応援コメント
【02/03 追記】
>中学までの姉は、少なくとも外見は普通の少女だった。
前も指摘したような気がしますが、「中学まで」と書くと中学を含むように読めます。後々、中学生から異性装に傾斜したとあるので、ここは「小学生までは」では。
>小学校をそろそろ卒業する自分になった頃、
「時分」のはず。
>同じような話が何回も空回りすれば、いやでも真実に気づいてしまう。つまり、この男は致命的なまでに〝他人の話を聞かない人間〟なのだという。
意味はわかりますが、文末が微妙に違和感。
個人的な感覚かもですが、私なら、
「致命的なまでに〝他人の話を聞かない人間〟だという真実に。」とかにしますかね。
>引っ越し先の高校に入学した姉は、制服からクラス内組織から校風から何から何までにうんざりし、一週間程度で自主退学を決意してしまった。
引っ越し時点で思ってましたが、高校合格前の話だと思われますし、中学と違って学校は広く選べる気がします。親は裕福そうですし。父親がなんだかんだ反対したとか、そういう理由で潰せると思いますが。
>今ならまず詐欺を疑い、次に契約条件のブラックぶりを精査するところだが
詳しすぎるw
>翌日になって、どうも、今回の仕事では姉の手元にまるっきり報酬が届いていないようだ、と眉を曇らせながら母が私に事情を教えてくれた。
報酬は親預かりになっていた、とかでしょうかね。未成年の仕事ならありそう。
>まるでピエタ像のように
知らないので調べましたが、むう、なるほど。
重みの伝わるいい比喩ですね。
>最初から単発のプロジェクトのために立ち上げられた組織で、その母体は何のことはない、父の会社の広報部だった。
半分正解でしたが、想像を超える邪悪でした。
この親父、クズ過ぎる……!
>姉が絶望したのは、必ずしも収入がゼロだったからということではないと思う。むしろ、自分の将来予測を突き付けられた気分になって、生き続ける自信と意欲が根こそぎ奪われたからではないか。
ここできちっと解説入る辺りは、大変私好みです。
ううーむ。もはやジェンダーがどうこうという話ではなくなってきましたね。先が楽しみ。
【追記】
>ので、逆に文字を削ってみました。これならどうでしょう? あまり変わらないかな?
いや、いいと思いますよ。引っかかりが消えました。
>とりあえず「いちばんマシと思える高校を選んで受験したのに」という過程は入れた方がいいかな、と思ったので、少し補足しておきました。
確認。良くなったと思います。
確かにエンタメだと高校進学時に都会に出て一人暮らしとかわりにある設定ですが、現実だと聞きませんねえ。私も私立進学前提で考えてましたし。そもそも親が非協力的な時点で詰んでる話ではありました。
>カクヨムのユーザー相手だと何らかの補足が必要かなと思いつつ……ここで事細かに説明したら完全にリズムが狂うという言い訳もあり、単語を素のまま出した次第。
いやー、ここは仰るように説明不要でしょう。バッチリハマってますし。調べなくても何となくで読める箇所ですしね。というかコレくらいは知っておけ、と言うと私にブーメランですが、調べるくらいは求めていいかと思います。何でも説明すべきでもないですし。
>メインキャラが自殺する話を書いたのは生まれて初めてです。
そういや私も書いたことないです、自殺ネタ。ホラーを除けばエンタメとは真逆の素材ですし。そう考えると、私もまだまだ狭い世界で書いてるのかもしれません。とはいえ性格的にどうにも自殺にカタルシスを感じられないのですが……描いてみたら何か理解できるもんですかねえw
作者からの返信
2/3 追記済み
コメント並びに日本語ミスのご指摘、ありがとうございます!
>>中学までの姉は、少なくとも外見は普通の少女だった。
>前も指摘したような気がしますが、「中学まで」と書くと中学を含むように読めます。
おっしゃる通りで、ここは修正しておきました。なぜだかこういう言葉の曖昧さが書いててピンと来ないことが多い……。
>>小学校をそろそろ卒業する自分になった頃、
>「時分」のはず。
うわ、これはひどい w
繰り返し読み直してるのになんでこういう間違いをスルーしてしまうのか……お恥ずかしい限りです。
>>つまり、この男は致命的なまでに〝他人の話を聞かない人間〟なのだという。
>意味はわかりますが、文末が微妙に違和感。
>個人的な感覚かもですが、私なら、
「致命的なまでに〝他人の話を聞かない人間〟だという真実に。」とかにしますかね。
確かに他の作家さんではあんまり見ないフレーズの切り方なんで、違和感の出る読み手もいらっしゃるかと。ですが、ご提案の文例だと、私自身は、なんか文末がくどい、と感じてしまうんですよね。ので、逆に文字を削ってみました。これならどうでしょう? あまり変わらないかな?
>>一週間程度で自主退学を決意してしまった。
>引っ越し時点で思ってましたが、高校合格前の話だと思われますし、中学と違って学校は広く選べる気がします
んー、そういうツッコミが来るのも仕方ないかなと思いますが、人口五万未満の、形だけの"市"がぽつんと点在してるような地域って、現実的にはほとんど進学先は一つとかそういう話になると思います。公立普通科で、曲がりなりにも大学進学を考えていて、遠距離通学とかの必要がなくて、という、一見当たり前の条件を並べるだけでね。
あと、こういう地域では、仮に選択肢が二つ三つあっても、校風はどれも同じで、劣悪か極悪か最悪のどれを選ぼうか、という話になりがちです……というのは、まあド田舎で色々と鬱屈していた、大阪(府)生まれ「地方都市」育ちの私の決めつけかも知れませんが 笑、とりあえず「いちばんマシと思える高校を選んで受験したのに」という過程は入れた方がいいかな、と思ったので、少し補足しておきました。
>>まるでピエタ像のように
>知らないので調べましたが、むう、なるほど。
欧米人相手だと、「ピエタ像」の一言で全部伝わるようで、言われてみると、戦災写真とかでも(作為があるのかないのかはともかく)その手の構図での「ドキュメント写真」が結構多かったりします。とはいえ、カクヨムのユーザー相手だと何らかの補足が必要かなと思いつつ……ここで事細かに説明したら完全にリズムが狂うという言い訳もあり、単語を素のまま出した次第。みんな梶野さんのようにググってくれるといいんですが w
我ながらちょっと意外なんですけれど、メインキャラが自殺する話を書いたのは生まれて初めてです。こういう路線のストーリーですんで結構メンタルがきつくて、一方でいつもと違う種類の書きごたえ? みたいなものが存分に感じられまして、なるほど、二十代の駆け出し作家がみんな揃って自殺テーマを書きまくるのはこれがたまらんからか、と 笑、不謹慎な納得をしてしまいました。まあしかし何作も書こうとは思いませんけどね。
あるいはそっちの空気をこれ以上続けたくなかった、ということで、この先の展開も、とことんまで極めきれずに終わった感がないでもないんですが……そういう作家側の事情もありまして、ということだけ、お伝えしておきます。
2/3追記分
お早いお返し、恐縮です。
おおむね許容範囲に収まったようで、安心しました。
>>メインキャラが自殺する話を書いたのは生まれて初めてです。
>そういや私も書いたことないです、
>とはいえ性格的にどうにも自殺にカタルシスを感じられないのですが……描いてみたら何か理解できるもんですかねえw
うーん、ことさらに勧められるもんではありませんけどねー。
一種の演技体験ではあるんで、自身の日常からかけ離れた人物心理をトレースする、という意味で、引き出しが増えるかもしれないし、「やっぱりわからんなあ」という感想で終わるかもしれないし。
あと、私の感覚だと、自殺はカタルシスというより慢性的なナルシズムの発露というか 笑、少なくとも小説で扱ってる自殺シーンって、基本は自己陶酔ですよね。実際にやるとなるともっと虚無的で殺伐とした(あるいは清々した)感じになるんだろうな、とは思いますが。
何にしても、この年齢のおっさんが、春華と同じような理不尽を体験し、自殺に至ったとしても、全く別のイメージになってしまうことは確かです w。悲劇には描けるでしょうけど、「ああ、かわいそう!」っていう感じにはどうしてもならんなあと。
というような身もふたもないことを考察したりもできた、今回の執筆体験でした、とだけ追加でご報告。
編集済
A Family in a Doll House 2への応援コメント
>そして私の父親は、まさにこの家にしてこの主、という言い方がぴったりな人間だったのだ。ある意味、この家は父の妄執によって建てられたものだ。
ううむ。
家の外見描写から父の輪郭に繋げますか。主人公に馴染みがない点も理解しやすいですね。
>喉の奥でくつくつと父は笑った。世界の真理について突拍子もないことを語る子供を嗤う大人のような、ひどく空虚な声だった。
この表現も素晴らしい。
こけしの頭でねじ切らんと
頭で「も」?
>そう、幼少のころから私を女装させて面白がっていた姉は、自身も異性装者だった。
ほほう……
>わかっている。この男はこういう人間だ。受け取る情報を万事自分に都合のいいように捻じ曲げ、世界を再解釈する。
ううーん。
これはまさに「自覚なき最悪」ですなあ。
「先はわかりませんけれど、私たち、本気でつきあってます。お父さんは同性婚を認めてくださるんですか? 私たちを応援してくださいますか?」
これは痛快。ミノリの人物が不明でしたが、好感度が上がりましたね。鈍感親父に一矢報いたという、意味で。
ふうーむ。
改めて全然原作と違う話で、むしろ原作あることを忘れてしまいますな。どこに話が向かっているのかすらわかりません。これはこれで悪くない読み心地です。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>家の外見描写から父の輪郭に繋げますか。
唸っていただいて恐縮ですが w、一応この話はまさに現在が舞台で、今の七十代前後って改めて考察すると、まだマイホーム神話の真っただ中にいる世代じゃなかったかと思うんです。
出世して財を成して一戸建てを立てて(首都圏になるとこれが高級マンションになったのかな?)子供や孫から尊敬される、というのを、なんとなく人生の目標にしてしまってた世代だと思うんで、その過程である程度の軋轢はやむを得ないと切り捨ててるのがデフォルトだったような。そう考えると、家の話が本人の性格とつながるのは割と自然な流れで……いや、これは単にキャラのプロフィールを粗くなぞったというだけだったのかも 笑。
>>こけしの頭でねじ切らんと
>頭で「も」?
あ、ここはそうです。ご指摘ありがとうございます。
>これはまさに「自覚なき最悪」ですなあ。
他で繰り返し書いてますがこの父親にはモデルがいまして 笑、とはいえ本作みたいな展開になるほど関係がねじれた訳じゃないんで、こういうキャラの「ろくでもなさ」がどの程度伝わっているかあまり自信がなかったんですが、まあなんとかキャラ立ちは成功したということでしょうかね……。
>改めて全然原作と違う話で、むしろ原作あることを忘れてしまいますな。どこに話が向かっているのかすらわかりません。
作者自身は、話の向かう方向こそ見失ってはいななかったですが、「ここからあのエンディングに持っていけるのか?」とだんだん不安になってきたところではあります ^o^。
一家族の二、三十年分ほどの流れを梶野さんは140字で描かれたわけですけれども、改めて展開してみると、これだけで大河ドラマになりそうでした。それだけ濃密な中身をミニマムな文字数で書かれたのだなあと思うと、まあそういうものだと思いつつも、何やら掌編小説というものの奥深さにめまいのようなものを感じますね。
編集済
A Family in a Doll House 1への応援コメント
【01/26追記】
>二人それぞれの、微妙にノートの違うオードパルファンが、安アパートの冷気の中でつかの間睦み合うように交叉した。
いいですねえー。
ああでも「交叉」はちょっと香りのイメージから離れるかも。「混ざり合う」とか?
>私たちの世界で「すっぴん」とは、つまり女性らしいメイクも服装もなしで、傍目にも普通の男とわかるよう、身なりを整える――というか、〝装いへの気合をゼロにすること〟を意味する。
百合だと思ったらゲイか!
これはすっかり騙されました。
>女装者でビアンだからと言って
ん?あれ?
ビアンってレズビアンの略ですよね。
とすると女性?でも女性に女装とは言わないでしょうし。私はてっきりゲイで女装好きの同性二人のカップルだと思ってましたが、ふむむ?
それか性自認が女性のレズビアン二人……という感じなんですかね。ややこしいですが、これなら話は通りますか。
>言葉が袋小路に入ったのを感じて
これも「ほほう」な表現。
>父と姉が不和だったことも匂わせてないし、だいいち姉の死がそんな強烈な感情を積み残すような死に方だったことすら、ひとことも
確かに、その方向の話はなくて考えてもいませんでした。一気にホラー感が濃厚になった感じがしますね。
遅まきながら拝読していきますよ。
原作を大幅にアレンジした、濃密なホラー空間が展開されそうですね。出だしの真っ暗な部屋の情景がいかにも物寂しい、あと身近にある空間でとてもよかったです。
さーて、溜まった分をガンガン読ませてもらいますか!w
【01/26追記】
感覚の話なのであくまで私の主観ですが、交叉は交差で「すれ違う」イメージなんですよね。「交錯」か「絡み合う」ならまだわかりますが。
或いはこの先のすれ違いの暗喩だったりしたら、なかなか深いものがありますがw
作者からの返信
1/26追記済み
コメントありがとうございます!
昨年執筆分ではたぶんいちばんの苦労作となりました本作ですが、元作品の作者の眼からはどのように見えることでしょうか。恐々としながらも大いに気になるところではあります w
>>二人それぞれの、微妙にノートの違うオードパルファンが、安アパートの冷気の中でつかの間睦み合うように交叉した。
>ああでも「交叉」はちょっと香りのイメージから離れるかも
なるほど、言われてみれば、と思って、改めて類語を当たってみたんですが、なかなかこれ、というものが見当たらず……何と言いますかね、レイヤー的にクロスしてるとかそういうイメージなんですが……心に留めておきますので、そのうちぱっと閃いた時に訂正するかも知れません。精度の高いご指摘、ありがとうございます。
>>女装者でビアンだからと言って
>それか性自認が女性のレズビアン二人……という感じなんですかね。
ここはですねー、本来ならツッコミが入ってしかるべきところなんですけれど、まあリアルのそっちの人に聞いても、意見が分かれるところかも。
女装者と呼ばれる人の生態はさまざまで、正直、この二人が「性自認が女性である人」という括りに該当するかどうか、かなりあやふやです。作者的には「それはちょっと違うかも」などと返事しそうなキャラクター、という感覚で書いたのですけれど、じゃあ何なんだ、と言われると、もう水掛け論になりそうで。
とりあえず、「『ビアン』と呼ばれることを望んでいる女装者」という説明なら間違いないと思われますので、本人たちの意向を汲んで 笑、このように書いた次第。まあ、半分がたはシャレのつもりで言ってるのも確かなんですけれど。
>原作を大幅にアレンジした、濃密なホラー空間が展開されそうですね。出だしの真っ暗な部屋の情景がいかにも物寂しい、あと身近にある空間でとてもよかったです。
少しネタバレですけれど、出だしの部屋の描写にはちょっとした裏がある、というのは事実なんです。ただ、このままホラー街道をぐんぐん突き進んでいく――と思われると、すみません、多分肩透かしに遭います 汗。序盤こそホラー風味ですが、その先は……さて、どのようにお読みになられるでしょうか。なおも恐々としつつ、コメントをお待ちしております ^^。
1/26追記
ああ、そういうニュアンスも確かにありますよね。何にしろ、「交叉」だと「睦み会う」という言葉とやや矛盾するんで……「混じり合う、溶け合う」と書くと行き過ぎのような気がするんですが……。
>或いはこの先のすれ違いの暗喩だったりしたら、なかなか深いものがありますがw
そこまで深くはないですが、「ねっとりと混じり合う」と書くのを自重したのは、未だ距離感がある二人の関係を多少は意識したことではないかと。むう、案外そっちの比喩でまとめた方がわかりやすい表現になるのかな? ちょっと考えてみますね。
A Family in a Doll House 6への応援コメント
唐突に父親から郵送された首のとれた人形。そんな発端からどんな物語が始まるかと読み進めると、主人公とその彼女(?)は女装家同士、父親との不和、男装する姉が自死するまでの経緯……その姉についてミノリに告白するチアキ。筆力とも相まって、これでもかというくらい濃密で、ひりひりするような緊張感を伴った読書でした。精神的に疲弊するような。そんな物語の空気が、五話のユリ―さんの登場あたりから「おや?」という感じで変わってきて、「流れ変わった?」と、今まで心にのしかかっていた重しが取れたようでしたが、前半とトーンが違ってきたように思いました(個人の感想です^^;)。でも、最終話のしんみりとしつつも、希望のあるラストシーンはとてもよかったので、それでいいのか、と思ったり。私はずっとバッドエンドを想像していました。ともかく、とても読み応えがありました。おもしろかったです。
作者からの返信
コメント並びにレビュー、ありがとうございます!
ちょっと事情アリの一家を舞台に、首のちぎれたドールを縦線として、"家族"のあるべき姿に思いを馳せるようなストーリーを……って嘘です、すみません w。
いやー、構成的にぶれたつもりもないし、終わり方もおおむね最初から予定していた路線そのまんまなんですけれど、確かに前半と後半でちょっとカラー変わってるなあという感触が出てるんじゃないかと思います(つまり@sakamonoさんは正しい 笑)。問題は、それはマズかったのかどうかが自分でもよくわからん、という状況であることで。
はっきり言えることは、この仕込みでのバッドエンドは私には作れません、ということでしょうか。というか、この前振りから書けそうなバッドエンドって何? という感じです 。思うに、やはり湾多にはドロドロの黒家族物語なんてものは向いてないのではないかと……。
同性カップルをめぐる話なんかももう少し深掘りしたかったんですけどね……とりあえず、何不自由なさそうな四人家族が無残に解体して、けれども二人っきりの女装者カップルが幸せな"おうち"を作りそう、というあたりに、何となく書きたいものが書けたような気がしないでもありません。すみません、どこまでも歯切れが悪い自己評価で。
この手の話にリベンジすることはないとは思うんですが、同じような家族のキャラ構成でコメディ寄り、あるいはブラック寄りに現代ドラマ書くことはあるかも知れません。何しろ、今回の父親のモデル、もうこれはいくらでもネタがありますんで。
ともあれ、書き手としてはなかなかに得難い執筆経験でした。けっこうスタミナを削るような文章にお付き合いくださり、恐縮です。丁寧にお読みくださり、ありがとうございました!
A Family in a Doll House 6への応援コメント
湾多さん
初めてコメントさせて頂きます!
ドールハウスの家族、拝読いたしました。
父、母、姉の三者三様の「生き様」が、その「死に様」にも描かれているようで、そう言った部分もとても興味深く読ませて頂きました。
物語の初めでミノリが切迫した様子だったのも、そう言った理由があったのですね。やはりしっかりとプロットを描かれているであろう方の作品は安心して楽しめます!
素敵な作品をありがとうございました。また湾多さんの作品、読ませて頂きますね!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
他の近作なら、口先で謙遜しつつ、内心でにやりとするところでしたが、今回はほんっとにグダグダの進行、迷走寸前の展開で、いただくコメント一つ一つに冷や汗を流す気分です。まあおおまかな終わり方とかメインの伏線回収はさすがに作りこんであったので、本格的な迷走には至らずに済みましたが……。
三万字超のけったいな作品にお付き合いいただき、恐縮です。そちらへもまたお邪魔させていただきます。ご清覧、改めて感謝です!
A Family in a Doll House 6への応援コメント
完結お疲れ様です。
かなりドロドロしたスタートでしたが、最後は自然とすべての方の幸せを願うような気持ちになる、爽やかで素敵な読後感です。
おもしろかったです!
作者からの返信
コメントならびに、遅ればせながらレビューもありがとうございます!
早々に過分な星評価をいただいたのですが、その後は遅滞に次ぐ遅滞、(少なくとも草稿段階では)迷走に次ぐ迷走で、まさに汗顔の至りでございました。ここまで自分、書けない作家だったけ? と一時は年越しも覚悟したんですが、なんとか年内にけりがついて、やれやれです。
>最後は自然とすべての方の幸せを願うような気持ちに
ありがたいコメントで恐縮ながら、半分方、これは「"逃げ"です」とも申し上げておきます w。
心が軋むようなギスギスしたストーリーのままで作品完結させるのって、ほんと、エネルギーがいりますよね。最初からホラー世界ですとか寓話的キャラ設定ですとか言い訳があればそうでもないですが、こういうリアル寄りの作品だとね。
短編でバカSFやるのがいちばん気楽でいいなあと改めて思いなおす執筆体験でした。とはいえ、これまで使いきれなかったネタの数々を作品化もできましたので、書いてよかったという満足感はそれなりにあります。
ほぼ一番手の読者としてずっとついてきてくださったこと、感謝します。お読みいただき、ありがとうございました!
編集済
A Family in a Doll House 6への応援コメント
>四六時中何を感知しているのか知らないが、こんな興ざめな〝霊視〟を披露されたんじゃリピーターは定着しようがない。
何か妙なリアリティが……w
しかしロマンティックな方向にも使わないんですね。一筋縄でいかないなあ。
>「ったくよ。あたしがこいつとパートナー解消したの、わかるだろ? めんどくさいやつなんだよ、こいつ」
このミノリのキャラの捻り具合が、いかにも湾多さんらしいw
>しばらく無人にしていただけで、家とはこんなにも雰囲気が変わるものだろうか。
わかる気がしますねえ……
>もしかしたら本人が責任を取りようがない事情で――あるべき資質が欠けている人だったのでは、と思うのだ。
離婚ネタのコミックエッセイとかだと、こういうタイプの夫はよく見かけますね。悪人というより疾患に近いタイプ。とはいえ同情で済まないのが家族なわけで。根が深い。
>「おうちに帰ろう!」
理想的な締めの台詞。
最後の一連の文章は素晴らしいですね。読後感に満足。
えらくかかってしまいましたが、読了。
カテゴリ見ずに途中までホラーと思い込んでましたが、現代ドラマだったんですね。
劇的なドラマが繰り広げられたり、予想外の展開があふわけではないのですが、リアリティある設定と描写、共感できるキャラ設定と展開で楽しく読めました。企画だとなかなかこのレベルを満たされなかったので、やはり湾多さんはベテランだなあと思った次第。長いな!と思いつつも読まされる文章でしたw
物語の発端である母親より父親の掘り下げを優先する辺りも個性が出ているなあ、と。そういう意味でもホームドラマなのだなと感じましたかね。形はどうあれ、幸せな家庭を求める人の思いに違いはない的な。入口はホラーめいてましたが。
元ネタを書いた人間としては、140字をよくこうまで膨らませたなあ、と驚くことしきりです。
最後は綺麗な物語でした。面白かったです。
作者からの返信
コメント並びにレビュー、ありがとうございます!
本作は最初、みのりの終盤の「燃やしちゃえば」というセリフだけ思いついて、そこから色々帰納的に考え肉付けしていったものです。霊能者を出すというのは、とりわけこういう話だと、いささか反則なんではと思わないでもなかったんですが、これだけのドロドロをある程度きれいにまとめるには何か超越的な存在が必要で、しかし今や幽霊も死後世界も信じられなくなってる湾多としては、正面から真面目に神だの霊魂だのを描けるものでもなく、こういう変にリアルな宗教家もどきの描写になってしまったような気がします。
結果的には、本作の伏線回収にこの上なく便利で都合のいいオチになったくれた訳ですが w
>劇的なドラマが繰り広げられたり、予想外の展開があふわけではないのですが、リアリティある設定と描写、共感できるキャラ設定と展開で楽しく読めました。
そう前向きにお読みいただけたのなら幸いです。ツッコミの入りそうなところをつぶしまくって、何とかきれいな形に丸め込んだ、というところだけは手ごたえを感じてますんで 笑。とはいえ、そういうのをベテランと呼んでいただけるのは恐れ多いことで……。
>物語の発端である母親より父親の掘り下げを優先する辺りも個性が出ているなあ、と。
実は母親が割と早死にした理由と言うのもね。たとえば食生活なんかを夫婦そろって「さっさと死のう」モードにしてたんじゃないか、とか、やはりしっかり旦那に復讐してたという読み方もできるなあと思いつつ、そっちを追及すると明らかに話のトーンが変わるので、深入りは避けようと w。元よりこの主人公は色んなところを見落としてますから、まあそういうところも含めて前向きに人生の修正が出来たんですけど、そもそも「希望ある未来」のその先が、子供を成さないであろう同性婚、というのも、一昔前なら「これはこれで痛烈なアイロニーではないか」とか評される要素なんですよね。もちろん、私はそんな意図でこういオチにしたわけではないですけれど、今の時流に乗った上での、真に心が解放される展開を描き切れたのかと言うと、そこらへんは全く力不足だったわけで。
と言う感じで自己反省は際限なく続くんですが、ともあれ丁寧にお付き合いくださり、感謝です。書き手としては、生き残った者が揃って明るい光の中に向かってくれて、メンタル的には救われました。やっぱりバカSF書いてるのがいちばいいなあ ^^。などと言いつつ、今回の「話を徹底して聞かないキャラ」の闇はもう少し別の形で深掘りしたいなと……いや、やはりギャグにしかならんか?
いつになく四苦八苦したものの、それに見合うだけの十分に充実した執筆体験でした。自分一人ではまず書かないような作品作りのきっかけをもらえたのは、梶野さんの「蠱読」と企画あってのことです。ありがとうございました!