第5話手相2

「それでは指でなぞって確認します。

 この線の場合はいい感じですね。

 ここで何かがあるかもしれませんね。

 ここは気を付けた方がいいですね。

 どうしたんですか?

 エッ、くすぐったいのを我慢してるんですか」


 後輩が手を離す。


「ゴメンナサイ、純粋なせ〜んぱいを騙しのは心苦しいので

 正直に言います。手相に興味は全くありません。

 ただ、せ〜んぱいの手に触れたかっただけです」


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