「鈴木君は……」#なくさずの詩より


 学校の課題で「自分のルーツを知ろう!」というものが出て「ボク、鈴木なんで農民ですよ!」と言った。そんなんでいいの?と言うと「きっと名字なんてそんなもんだよ」有名な名字は別としてね、と付け加えると、鈴木君はパパッと課題用紙に書いてご機嫌だった。

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