回文短歌風の作り方

 特に秘策はないですが、わたしは以下のように作ることが多いです。


 では順を追って……。


1)短歌の構造を知る。


 57577を丸で示すと、


 ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○○○


 なので、折り返し点(●)は以下となる。


 ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○●○ ○○○○○○○ ○○○○○○○


 そこから手をつける。


2)折り返し点を例えば、


  ○○ねる (ね


 とし「ねる」に繋がる○○を探す。


  ※ はるは(春は)、よるよ(夜よ)、きるき(着る気)などと唱えながら探す。


3)見つかった言葉が「つい」ならば、


「ついねるね」→「つい寝るね」となるから4区目の頭2文字が自動的に出来る。


 ○○○○○ ○○○○○○○ ついねる (ね いつ○○○○○ ○○○○○○○


4)「つい寝るね」の前を探す。


  ※ もちろん後でも良い。出来た3句目による。


 例えば「○○○○○○と」と仮決めし、その前を探す。


  ※ ここから先は諦めないこと。


「すると」「いると」「よると」「ようと」などが浮かんで来たら、しめたもの。


「たしかめよう(確かめよう)と」と当ててみる。


 すると、


 ○○○○○ たしかめようと ついねる (ね いつとうよめが した○○○○○


 まで出来る。


5)後は想像力(と根性)の世界。


 どんなこか たしかめようと ついねる(ね いつとうよめが したこなんど)  

「どんな娘か、確かめようと、つい寝るね」いつ問う嫁が、「した過去、何度?」


 出来上がり。


以上

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