君がくれた寂しさと救い

 いつだったか、明日の為に備えてるんだ、明日が来なくなれば終わるんだって云ったとき、君が何だか寂しいねって云った事を覚えてる。


 そんな返答に私は何故か満たされたような気持ちになった。その言葉がよりどころな気がして、其れが私なんだと気づいたような感覚だった。


 私は私から逃げられない。それに気付いたのは君と出会ったからだと思うから私はあなたの存在が大切です。君とはたくさん記録を残してきたけど、思い出せる記憶はどれも一瞬で、だけどそれが永遠に感じられるんだ。


 君は丁寧に化粧をしている。トレンドの顔になっている。SNSやそこらへんでよく見かける顔している。マスクを下を見たことがない。


 君は自分にしか興味がないからか、一人っ子だからかいつも自分の話をしている。私はその話に丁寧に相槌をうつのだ。


 君から出る言葉たちはどれも嘘みたいな言葉ものばかりでとりあえず雰囲気を保つために出てきたみたいなのばっかりだ。


 私はそれが好きになれなくて厭だったんだけど、辛い時に思い出すのはいつも君のそんな言葉達でその好きになれない言葉達にずっと救われていたんだ。

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