第8話 料理ができないというよりしないというよりとても雑

レッツ、さくらのあクッキング〜!


今日は卵かけご飯。何か汁物がほしいなあ……あ、そうだ!たしか、お湯を注ぐだけのお吸い物があったはず。


〜お湯を沸かしながら探すタイム〜


あれれ、見つからないなあ。でも、お味噌汁の気分でもないし……はっ、ひらめいてしまった。


卵をおわんに割ってさあ、お湯をかければ、温泉卵になるんじゃね?天才じゃね?


……なんか、わけのわからん物質を生み出してしまった。と、とりあえず、かき混ぜてみるか……。


……なんか、黄色い汁爆誕した。


味見。


……味、ないな。強いて言うなら卵の風味が若干するだけだな……。


とりあえず、白だし入れてみよ☆


よし、かんせ……。


いやまてよ。白米に謎の卵汁って……料理になってるのか?固形物が全く無いやんけ。


うーん。そうだなあ……あ、ほんだしがあった!


ほんだしをちょこっと入れてみよう、えいっ!


……あ、あれ?ほんだしの裏に何か書いてあるよ。


トマトとオクラの味噌汁……?


なんか、トマトとオクラとほんだしで汁作って、最後に卵入れて浮いてきたら完成みたいなやつ。


た〜ま〜ご〜たま〜ご〜(レクイエム)


手遅れ〜。すでに手遅れ卵ちゃん〜。


仕方ないので、黄色の汁に冷凍オクラをぶちこんで〜。完成!


実食。


……出汁の味しかしないな。まあ、食べれなくはない、か……。


さくらのあの料理道はまだまだ続く……!

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