うぎぃえ~ん!
進藤 進
あまりにも
不条理だったのかもしれません。
技ありをとって。
相手に指導が二つ。
かけ逃げ?
これで。
指導が三つ。
勝った?
そう。
思った瞬間の隙に。
身体が。
宙を浮いていました。
イッポォン!
無情な声が。
彼女の耳に響いていたのです。
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