２日後…

優斗は両親の知らせを聞いてからずっと放心状態だった。そんな優斗を見兼ねた悠二と沙羅は先生にお願いをしに行く。

「「先生…。」」

「なんだ。悠二、沙羅。どうかしたのか?…優斗の事か…。」

悠二は言う。

「はい…。」

悠二と沙羅は優斗の２日間の様子を言う。その間先生は真剣に静かに聞いている。悠二達が話し終えしばらくすると先生は少し間を置き言う。

「…分かった。先生でどうこうなるわけじゃないが少しは今の状況から脱却できるかもしれない…。ちょっと優斗と話してくる。だから2人は今日は解散してもらってもいいか?」

「「はい、分かりました。」」

先生のそばから離れた悠二と沙羅は言う。

「これで、優斗が少しでも元気になってくれたら嬉しいんだけどなぁ…。」

「うん…。このままじゃ優斗壊れちゃうよ…。美弥もいなくなっちゃったし…。」

更に２日後…

優斗のところに４日前の男が来る。

「優斗君、今日大丈夫そうかな…？」

「はい。…大丈夫です。」

「2日前に会わせたい二人がいるって言ったの覚えてる?」

「はい。覚えてます。」

「今日来てもらったから会ってもらっていい？」

「…いいですよ。」

「分かった。ちょっと待っててね。」

男は外に出ていきその二人を連れてくる。

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