082 憧れのひと皿

「コレですよ、私が求めていたのは…」

スラム育ちの大富豪は、その料理を見て言葉を詰まらせ、涙を流した。

オムライス。

ナポリタン。

ポテトサラダ。

プリン。

器はもちろん、0系新幹線。


大手メディアは『涙の大人様ランチ』と紹介した。

が、ネット記事では『いい大人ランチ』と揶揄された。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る