第41話 【フェニックス】長時間配信の末、リーサル指摘コメにガチ効きしてしまう【切り抜き】
休みが取れた上に色々落ち着いてきたので更新再開します。と言ってもやるゲームがメカ美少女2v2格闘ゲームと本格スマホカードバトルしか無くなってきただけなのですが。
今回は長めですが、これからの更新では前話までと比べて誤字脱字や考証不足が多く見られるかもしれません。もうとりあえず投稿しないと永遠に更新進まない状態に入ってしまったので苦渋の決断です。頼る形になってしまい申し訳ないのですが、なんか変だなと思ったら遠慮なく書き込んでほしいです。
で、この物語はいったいどういう話でどういう流れでしたっけ。主人公が「地上でも不死になっちゃうのは嫌や〜」って理由で、地上に侵攻しようとしてる悪い奴を倒そうとしてるのが判明したのは覚えてるんですけど……。
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『貴方はアホではないので────えぇ。わざわざ言う必要は無いと、そう思いたいのですが。一応ね』
遠い記憶の中では、最近の事。
『良いですか、バエル。かの悪鳥はダンジョンを裏切った我々の大敵。憎むべきゴミ。討つべきカス。アレと性行為するくらいなら全ての生物の排泄物を私の肛門に出し入れする方がマシなくらいです……貴方もそうでしょう?しかしですねぇ、はい。やはり注意すべきなのは────』
ダンジョンの支配者……その一柱にして人の姿をしたその存在。『現時点での』事実上の全モンスターの代表。
『……あ、そうか。私の人間体、女性にしたの忘れてましたね。なんか気まずそうな顔してると思ったら、ふふふ。地上では上手く人間のフリやれてますからね?こうして貴方達とダンジョンで話している間は、どうしてもモンスター気分に戻ってしまうのです』
罪と結び付けられた悪魔が囁く言葉とは思えないほど柔らかい口調。優しく諭すように彼女は言った。
『つまりですね。何が言いたいのかというと……はい。決して、勝負を急がないように!』
はっきり言って、バエルは彼女が苦手だった。【不死鳥】を嫌っているはずが、どこか【不死鳥】に近しい要素が彼女の言動から滲み出ていた。
加えて、バエルが得意とする『相手の感情、思考の分析』が彼女相手には出来ない……正確には『可能だが、してはいけない』。知らぬ方が良いモノもあると、バエルは知っていた。
『今こそ、謙虚さと忍耐力が試されますね!機会は必ず訪れる。その時まで待つこと……良いですね?』
バエルが何度質問しようと、彼女が返すのは『待て』の一言のみ。
どう戦うのか?何があれば勝てるのか?いつ戦うのか?いつ戦えるようになるのか?いつ●●●●●は●●●●●のか?
焦っていたのだろうか?願う答えが返ってこない事を、バエルは知っていたはずだ。
その度に優しく諭され、やがて疑いが芽生え育ち、自分が間違った方向に進み始めていた事も、バエルは知っていたはずだ。
正解は『待つ』事であると────彼は知っていたはずだ。
『……えぇ。貴方という貴重な
ー ー ー ー ー ー ー
それはもう、本当につい最近の記憶だ。
『はぁ、『トリ』の捕縛……』
『オレとコイツで、か』
玉座の上のモンスターが、目の前に立つ二体のモンスターに命令を下した時の事。
『ちょくちょく名前は聞いてたけどよォ、そいつってフェニッ────』
『犬。馬鹿なの?いつも、バエルに、言われてるでしょ……『その名前を口にするな』、って』
『おっと、わりわり。で、えー……そいつってただ死なねーだけのモンスターだろ?なんでわざわざオレらが行く必要が……』
玉座の上のモンスターは俯いたまま、質問に答える事は無かった。
『石化?……させて、良いの?いや、捕縛って言うから、何かを聞きだそうと、してるのかと思ったから』
聞きたい事が無い訳ではない。むしろその逆だ。
『石化出来るのならそれでも良い、って……自惚れる訳じゃ、ないけど、出来なかった事の方が、少ないのだけど』
『……』
『害虫……?害鳥、じゃなくて?まぁ、いいわ。とりあえず、場所が分かったら、転移をお願い────』
『……なぁ、ボスよォ』
白き狼が鋭い目を向けている。
顔を上げなくとも、頭部に突き刺さる彼の視線は分かった。
『なんか……いや、何となくだし気のせいだろうけどさ────』
『アンタ……ヤケになってたりするか?』
ー︎ ー ー ー ー ー ー
正確には、この戦いは『殺し合い』ではない。
片方は不死の存在であり、もう片方は相手を『殺害以外の方法』で無力化しようとしているからだ。
────が、互いの『存在』を賭けて戦っているという事実に変わりは無い。
瞬間瞬間に精神をすり減らしながら。平静を装い、一歩先でもとにかく相手を出し抜こうと必死に。
(……冷静に。計算を止めず。状況を整理するとしよう、この化物に打ち勝つために)
古鴉キョウマが『完全な不死になる』事を恐れているのを察し、その滑稽さに緊張がほぐれたバエルが思考を加速させる。
(戦って分かった通り、この男は圧倒的な再生能力を有している。それこそ不死と呼べるほどの。そして再生とは別に、『死から蘇る』力も持っていると考えて良い……例え魂は人間であろうとも、【不死鳥】の力を使いこなしているのなら奴の本質は変わらない)
【不死鳥】を知る者なら誰でも辿り着く、簡単な考察。
必要なのはその先────どうやって『勝つ』か、だ。
(再生能力を上回る攻撃……試そうとしたが、不可能に近かった。この男の『底』が見えない以上、単純な攻撃に徹するのは愚策。ならば……)
浮かんだのは、『対モンスター、対探索者』における最強クラスの戦術。
(肉体を切り刻んだ直後に転移魔法で地上に────魔力の無い空間に転移させ、再生と蘇生を封じる)
出来れば『捕縛』という形で勝利したかったバエルは、この戦術に否定的だった。目の前の不死鳥の力を持つ人間に勝つ事は出来ても、【不死鳥】の魂まで完全に倒す事が出来るかどうか、倒せたかどうかの確認が不可能だからだ。
(────いや、ダメだ)
だが、彼は『通じない』という理由で自分の中に生まれた戦法を却下した。
(あの厄介すぎる天啓同調……アレは無限の炉心。魔力の源泉。私が地上へと転移させたところで、まだ奴の体内には魔力が存在する状態だ。周囲から魔力を取り込まなくとも、体内の魔力で天啓同調を使用し、魔力を生み出し続ければ良い……馬鹿げた仕組みだ、反則にも程がある)
バエルの考える通り、キョウマは『唐突に魔力の無い空間に転移した程度』では死なない。実際、キョウマは72階から自宅へ帰る間の空間で体内に残った魔力をある程度放出してから地上に戻っている。そうしなければ彼は迷宮の外で唯一魔力を持つ人間になってしまう……ただの男子高校生であるためには必要な行程なのだ。
ユニオンスキルの再発動を行わなければ、少しの魔力なら地上に出た後すぐに消失する……反対に、再発動してしまえば、生きようとすれば─────死ぬ事は無い。
(……やはり、捕らえる他は…………)
バエルは相手を『ほぼ永続的に』捕縛する手段を持っている。
(だが────私はこの手段に頼るしかないのに対して、奴は『捕縛だけを警戒すれば良い』のだ。他の全ては致命傷には……いや、かすり傷にすらならない)
魔法系ユニークスキル【永春】と【コキュートスの牢氷】……決まりさえすれば半永久的に相手を無力化、閉じ込める事の出来るユニークスキル。キョウマに対するバエルの『勝算』の一つだ。
(『どう当てるか』が重要だ。不意打ちか、数で攻めるかだが……)
避けては通れない、巨大な壁がバエルの思考を塞ぐ。
(最大の問題は別にある……奴は
『慎重に様子見してるみたいなんだ。最初から天啓同調を使って速攻で決めようとしてるのなら、こんな戦い方はしないと思う』
グレモリーの言葉は正しかった。
バエルもキョウマも『切り札』はまだ隠したまま。互いを探りながら、限界を悟られないように……手の内がバレないように戦術を選んでいるのだ。
(ここまで勝てる気がしないと笑えてくる。だが、勝利した暁には生涯で一番の爆笑をしてやろう……あぁ、それが良いな。それが良い────)
バエルがここまでの思考にかけた時間は一秒にも満たない。戦う前から『不死鳥の魔人が完全体だった場合』の対処法は一通り考えてきていた彼はただ、弱気な自分を納得させるための再確認がしたかったのだ。
……では、キョウマが語っている間、彼は何を思っていたのか。何を考えていたのか。
(戦う理由、か)
覆面の男の話に真剣に耳を傾ける、二瓶マミレの姿。
(私は……)
キョウマの話が終わった後、マミレを納得させるためにバエルは真実を話すつもりでいた。どうして『トリ』を捕縛する必要があるのか、どうして地上への侵略をしたいのかを。
(────何のために、戦っているのか)
だが。
『トリ』の捕縛を、地上への侵略を────【
その責務を他の者に任せなかった理由。
彼よりもモンスターとして上位の者の助力を待たなかった理由。
今、この瞬間、最悪のモンスターの前に他でもない自分が立っている理由。
それを一言で表せる言葉が見つからなかった。時を数えながら、バエルは自分の中の『激情』のようなモノの感触を確かめようとする。
「おーい、バエルさんよ」
「!」
「次はお前の番。話してやれよ」
「……あぁ、構わない」
気付けば、キョウマやマミレ、魔人達の目線はバエルに注がれていた。
王たるモンスターはその威厳を崩さぬよう……胸を張り、杖を握り、無の表情で周囲を見渡す。
「……」
趣味の悪い仮面を付けた少女が視界の中心に来た時、バエルは眼球の動きを止めた。
「貴方に、従ってさえいれば、私は生きれた。でも……知りたい」
「……」
「私だって、自分でっ、考えて、判断したい……どう生きるのか、を」
表情こそ見えないが、彼女がどんな思いで、どんな自分を思い描いて一歩を踏み出したかを……バエルは『理解』出来た。彼が拾ったメドゥーサという魔人は、一見気弱そうでも確固たる自我を持っている。
(私がそう育てた訳ではない。元から……最初から、そういう存在だったのだ)
でなければユニークモンスターと融合した際に身体を乗っ取られていただろう。
「────そう、か」
彼女の人間らしさに、どこかモンスターとしての『誇り』を感じてしまう。
「いい機会だ。どうせならもう一つカミングアウトしたらどうだ?」
「……」
「バエル。お前が魔人共に吐いている『嘘』もついでにな!」
自信満々に言い放ったキョウマの言葉だが、バエルの精神は揺らがない。
その『嘘』が看破される事は見越していた。そもそもキョウマの前で隠そうとしていなかったため、バレようが問題ではない。
「私の目的……か。この状況を客観的に表すのならば『地上への侵略を企んでいるユニークモンスター、天雷王が不死のユニークモンスター、不死鳥を捕らえようとしている』────」
呼吸を整えながら、バエルは声色を乱さぬようゆっくりと語り始める。
「全員の認識はこのようなモノだろうが、まずそれが間違っている。逆なのだ」
「……え、は!?オイこの……っ、金ピカオヤジ!!流石にそれは間違いようがないだろ~!?」
一番に反応したのはラタトスク。バエルへの不信感を募らせている彼女だが、それは今に始まった事ではない。
数年前から、自分と話す彼女が息苦しそうにしているのをバエルは気付いていた。
「お、王よ……どういう事ですか?我々はずっと、人間界へ攻め込む日のために……」
「それが
「笑ってないで見てみなさい、フェンリル。バエルの呆れ顔を。残念ながら違うようですわね」
「……」
騒ぐ魔人達を横目に、腕を組んで黙っているキョウマが察しているようで何も話を掴めておらず魔人達と同じように困惑しているのを隠したがっているのを、バエルはチラリと見て理解した。
「嘘ではない。侵略は企んでいた、が……実際はそれが『目的』ではなく『過程』だったという事だ」
「侵略の先に成し遂げたい事がある、という事ですの?」
「世界征服とか~?つっても、人間界の侵略とかやっちゃった後にしか出来ない事って何?」
「『大敵』を討つのだ」
「『大敵』ィ?そいつァ────」
バエルの昏い眼光。
「っ……」
それを受けたキョウマが数秒の間の後、たじろぎながらも押し返すように睨む。
「……」
魔人達の中でただ一人、グレモリーは困惑するでも驚くでもなく、無言でキョウマを見つめていた。
「あァ、そういう」
その様子を見て、フェンリルは『何となく』────バエルが何を言おうとしているのかを、『察した』のだった。
「地上を侵略し、人間界を支配する。そうする事で人間共の【天雷王】の『イメージ』を強固にさせるのだ。絶対王者、支配者、上位存在────あらゆる恐怖の対象に私が君臨する」
「モンスターは、『人々が抱くイメージ』によって、成り立つ存在……貴方はそう、言ってたわね」
「そうだ。私は地上を支配する事で『最強』のモンスターとなり────────」
魔人達の視線が一人の男に注がれる。
『逆』────バエルはそう言った。
盲目的にバエルを信じていたヒュドラでさえも悟ってしまったのだ。彼の真の目的を。
「────かつての『最強』を、【不死鳥】を倒す」
既に破綻した計画。
非現実的極まりない夢を、現実にするための野望だった。
「……俺のための、俺を倒すためだけに侵略をしようとしてたってのか」
「人間にモンスターへの恐怖を抱かせる事で、私以外の全てのモンスターも強化する……そういった狙いもあるがな。……だがどうだ、姿を消した【不死鳥】はどこにいたのかと思えば……ククク、人間に力を譲渡していたと来た!」
「あー、そうか……地上を侵略しようとすれば人間サイドの俺は絶対邪魔するから、だから────『過程』をすっ飛ばして『目的』である俺を先にやるしか無くなっちまったって訳か」
覆面の内側と顔の間が気持ちの悪い汗で満たされる。
(……え、やばくね)
キョウマにとってその事実は完全な想定外だった。
まず、彼が抱いていた『悪の親玉』のイメージ────それが無意識に『世界征服』という目的をバエルに当てはめていた。幼い頃に見た特撮やアニメから培った知識のせいで、キョウマはバエルの動機を探るという選択肢を見失っていた。
さらに、自覚の欠如────バエルにとって『【不死鳥】の討伐』は『世界征服』を越えるほどのモノであり、世を統べる事よりも自分に執着されている……という可能性を考慮出来ていなかった。
そして、過去の悪行────【不死鳥】がダンジョンを暴れ回っていたという事だけは何となく分かっていたキョウマは、その情報を手掛かりにしてもう少し深く考察してみていればバエルの執念に気付けたかもしれなかった。
(ク、クソが……やっぱイキって頭使ってみたりするんじゃなかった……やる事なす事全部裏目に出てる気がする……!)
全ての行動が不利をもたらしている訳ではないが、キョウマの推測が悉く外れているという点は事実。
例えば────────
『理屈は、分からないけど……バエルは、配信も見ずに、貴方の場所を、当てていた』
マミレの情報を、キョウマは無意識に『嘘』だと決めつけていた。どうせ配信を見て位置を特定してきたんだろ、と……魔人達を言葉巧みに操るバエルならそれくらいの嘘も吐くだろう、と。
(思い返してみると、コレもおかしい。ガチで配信見てたんなら俺の事なんてシツキちゃんを助けてバズる前に分かってたはずだ。曲がりなりにも炎上系配信者三巨頭なんだからよ……)
だからと言って、最終的に勝つ事が出来れば問題無い。古鴉キョウマは今までもそのようにして勝ってきた。
大切な人を亡くし、選択を迫られた時も。
モンスターとして、人間を手にかけなければならなかった時も。
何故か全身呪いの装備の狂人に、ダンジョンの果てが見えそうなほど追いかけ回された時も。
何故かキョウマとの友好を結びたがる変態に、モンスターの大軍を引き連れられてテイムされかけた時も。
(俺はそうやって勝ってきた。でも、今回の相手は違う────俺を倒すためだけに世界征服までしようとしてたヤツだぞ。その計画は失敗したとは言え……『知識を与える』と言われる悪魔が、今俺の目の前に立っているという事は……)
相手には明確な『勝算』がある。
一方的に勝てると思い込んでいるような、根拠の無い『自信』を持つ者よりも────計画的に自分を倒そうとしてくる者が、計画が失敗した後に振り絞ったわずかな『博打』の方が……キョウマは恐ろしいと感じる。
(……怖い?俺が?)
心臓の辺りが不安げに疼く感覚。
床に密着しているはずの両足がフワフワとする感覚。
背筋を冷たくなぞる感覚。
(不死になってからは初めてかもしれないな。ここまでのスリルを味わうのは……)
彼が【不死鳥】となった事で得たモノは大きかったが、その分失ったモノも多くあった。
その一つである『存在を賭けた敗北への恐怖』が────キョウマの中で再び騒ぎ出した。
「面白い。良いぜ────続きをしよう、バエル」
1%でも負ける確率のある戦いを避けるのが賢者なのならば、彼はやはり愚者なのだろう。
「例え配信外だろうと!俺はフェニックスチャンネルのフェニックスだ。『負ける可能性のある戦い』とかいう
「やる気になってくれたようで助かる。因縁の大敵が、先ほどまでの生温い攻撃ばかりでは拍子抜けだからな」
「言うねぇ。ならお望み通り……全身大火傷じゃ済まないレベルの火力を見せてやろうか」
「それは楽しみだ。だがその前に────」
バエルが指さした方向。その先には、未だ意識を取り戻さない薪野シツキの身体があった。
「少しの時間はくれてやる。いくら人間が死のうと知った事ではないが、彼女のような厄介な人間は後のために殺さず生け捕りにした方が良い。避難させておけ」
「……とことん分かんねーな、お前の価値観は」
戦いのレベルが上がるという事は、周囲へ及ぶ被害も甚大となる。
シツキを避難させないという選択肢は無かった。バエルに言われて初めて気付いたという点がキョウマにとって気に食わないだけで。
「じゃ、頼んだよヒヨッコス」
「えぇ……」
「なるべく早く頼むぞ、メドゥーサ。私も口をはさむのを躊躇うくらいに、これから真の戦いが始まるのに相応しいタイミングだっ────」
ー - - - - - -
「……?」
俺はバカだ。
まぁそれはしょうがないとして。バカなりに色々頑張ってるつもりだし、そもそもバカでも勝てるくらいふざけた力を持ってるから今まで勝ってきたワケで。
ただ────今回に関しては……俺のバカさが原因じゃないだろ。相手が悪いだろ。
「へ……」
バエルが、『黙った』んだ。
言葉を『中断した』んだ────『相応しいタイミングだった』、の『た』を言い切る前に。
その時にはもう遅かった。
奴は、バエルは……この瞬間をずっと狙っていたんだ。
『三つの罠』を同時に、相応しいタイミングに────────。
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