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僕たちは惹かれ合ってへの応援コメント
現代は、魅力に溢れすぎている、ある意味では
と、ふと思ってしまいました。
想い人に出逢ふ。
そんな普遍的な喜びの中でも、世俗という社会では、働く喜びがあり、そんな仲間と語り飲み、ひとときの享楽に酔いしれる喜びもある。
一人で過ごしていても娯楽には事欠かない。
そんな中で、一人静かに自分と向き合うということだけがこんなにも難しい。最早、一人静かに──なんて事は、集団の中ではタブーであり狂気じみていて許されざる事なのかもしれない。
彼が一人北を目指したのも、そんな根元的な満たされ無さを振り切るためだと、読者にはあまりにも自然にすんなり受け入れられてしまう。
彼のとった行動は、ある意味、現代に於いてはあまりにも「必然」に感じてしまう。こんなに非日常なのに。
その事が、胸を締め付けます。
美しい景色と雑音の少ない(無いわけではないのがまたリアル)時間に癒されながら……
ふと、この物語の結末……二人のすれ違いはどこへ着地するのだろうと、不安にさえなりました。
切なさを抱いて北を目指す
それだけならよくある話なのに、彼はまだ彼女との関係が終わったわけじゃない。一人でいることにこんなに癒されている彼は、もう彼女を諦めてしまっているのではないか、と。
多分あたしの想いは他の読者とは違う軌跡を描いたのだと思います。結末はとても美しく、二人の心が再び輝きだしたのが、私にとってはあまりにも意外なものに思えてしまったから✨
こんなにも同じ方向を見ている二人なのに
現代では、寄り添う暇さえ難しい。
そんな無情さを、じんわりと重く感じた
素晴らしい物語でした✨
ありがとうございます✨
作者からの返信
天川さん、お忙しい中お読み頂きありがとうございます。
そして、素敵なレビューまで!(´ω`*)
内容についても深く読み解いて頂き、とても嬉しいです。
実は元々本作を書き始めた時は、更に主人公が鬱々としていて、別離一直線に向かうような話を想定していました。
ただ、書きながら『ポラリス』というキーワードが出てきたことで、希望が持てる方向にストーリーラインが変わっていったようなイメージです。
なので、ふたりの気持ちが通じたのは意外、というのはまさに当初想定していた結末へと続く感触を天川さんは持ってくださってのだなぁと嬉しいです。
あたたかいご感想をありがとうございました。
僕たちは惹かれ合ってへの応援コメント
結びつけるために現れた感じがしますね。『ポラリス』
すれ違っていてもいつかどこかで結ばれる……。そんな儚くとも悠久とも思わせていただける作品でした。
割と未来屋さんの作品を読んできて、ちょっと思ったのですけど……。
最近の作品ですが、執筆スタイルというか内容を表現する仕方と言いますか、変わってますかね? (^▽^;)
純文学的でありつつ、ヒューマン的な深みが有るなと感じます。いやこれが未来屋さん作品の味になってきたという事なのかもですね。
個人的にですけど、いつも読みやすくて、スッと脳内に入って来る表現で、情景が浮かびやすくそれがイメージを膨らませて頂けているので、本当に楽しくまた面白く感じつつ拝読させて頂いてます。(*^▽^*)
作者からの返信
庵さん、お忙しい中お読み頂きありがとうございます。
執筆スタイル変わってますか!(*´ω`*)
確かに最近特に純文学寄りを意識する時は文章をかなり考えながら書くようになりました。
自分の中でエンタメ全振りを意識する時はそこまでやらないのですが。
本作は内省的な内容でもあるので、ちょっと純文学寄りかもしれません。
なので、庵さんにそう伝わっていることがとても嬉しいですv
あたたかいご感想ありがとうございました。