第11話 新たな発明と予期せぬトラブル
大輔、はじめ、さつきの3人は、前回の冒険で得た教訓を活かしながら、さらに多くの不思議な道具を作ることに決めた。ノートの力を使って、彼らの日常に役立つアイテムや、もっと便利な道具を試してみようというのが今回のテーマだった。
「今回はもっと実用的な道具を作ってみよう」と大輔が提案した。「例えば、予備の電源がないと困るから、ポータブルな電源装置とか、緊急時に役立つアイテムを考えよう。」
「それはいいアイデアだね」とさつきが賛同した。「それに加えて、もう一つ面白いアイテムがあると思うんだけど、どう?」
「面白いアイテム?」と大輔が興味津々で尋ねた。
「うん、例えば瞬間移動装置とか」とさつきが提案した。「これがあれば、すぐにどこにでも移動できるから、緊急時にも便利だと思う。」
「瞬間移動装置か…」と大輔が考え込む。「それはすごいな。でも、どうやってノートにデザインを描けばいいんだろう?」
「まあ、試してみる価値はあるよ」とはじめが言った。「具体的にどうするか、まずはアイデアをノートに描いてみよう。」
早速、大輔はポータブル電源装置のデザインをノートに描き始めた。この装置は小型で持ち運びが簡単で、バッテリーの残量が少ないときに役立つものだ。次に、さつきが瞬間移動装置のデザインを描いた。装置は、小型のポータブルデバイスで、特定の位置に瞬時に移動できる機能を持っているというものだ。
「これがポータブル電源装置のデザインだよ」と大輔が言いながらノートを見せた。デザインには、コンパクトなバッテリーと、充電用のポートが描かれていた。
「そして、こちらが瞬間移動装置のデザイン」とさつきが続けてノートを見せた。装置には、位置を設定するためのディスプレイと、移動を開始するためのボタンが組み込まれていた。
ノートにアイデアを描き終えると、ポータブル電源装置と瞬間移動装置が目の前に現れた。3人は早速、これらのアイテムを試してみることにした。
「まずはポータブル電源装置から試してみよう」と大輔が言った。「これが本当に使えるかどうか、確認してみよう。」
ポータブル電源装置の充電を開始し、スマートフォンや他のデバイスを接続してみると、充電が順調に進んでいることが確認できた。
「これで、外出中に電源がなくなっても安心だね」とさつきが喜んで言った。「これからは、どんな時でもデバイスを充電できるよ。」
次に、瞬間移動装置を試すことにした。「これ、どうやって使うんだっけ?」とはじめが言いながら装置を手に取った。
「まずは、移動先の位置を設定してから、ボタンを押すんだ」と大輔が説明した。「設定が終わったら、移動が開始されるはずだよ。」
さつきが装置のディスプレイに移動先の位置を入力し、ボタンを押した。すると、彼女は一瞬で数メートル離れた場所に移動した。
「すごい、これ本当に移動できる!」とさつきが驚きの声を上げた。「これで、どこにでも瞬時に移動できるね。」
「ただし、注意しないといけないことがある」と大輔が言った。「この装置は、設定した位置に正確に移動する必要があるから、場所を間違えると危険だよ。」
そのとき、瞬間移動装置を使っていたさつきが、操作ミスで少しだけ異なる場所に移動してしまった。「おっと、ここはどこだろう?」とさつきが不安になって言った。
「さつき、大丈夫?」と大輔が心配そうに声をかけた。
「うん、大丈夫だよ」とさつきが答えた。「ただ、ちょっと場所が違ったみたい。戻る方法が分からないから、移動装置を使って元の場所に戻るしかないね。」
「じゃあ、戻るために再度移動装置を使ってみて」と大輔が提案した。「その間に、僕たちはこの場所で待っているよ。」
さつきが瞬間移動装置を使って再び移動先の位置を設定し、元の場所に戻ることに成功した。「おかえり、さつき」とはじめが笑顔で迎えた。「無事に戻ってきてよかった。」
「ありがとう」とさつきが安堵の表情で言った。「移動装置は便利だけど、使い方に注意が必要だね。」
「そうだね、使い方を間違えると危険なこともあるから、慎重に使わないといけないね」と大輔が同意した。
その後、3人はポータブル電源装置と瞬間移動装置を活用しながら、新たなアイデアや冒険を続けることに決めた。彼らの未来には、まだまだ多くの驚きと発見が待っているだろう。
「これからも、ノートの力を使って面白いアイテムを作っていこう」と大輔が言った。「次回の冒険も楽しみだね。」
「うん、楽しみにしてるよ」とさつきととはじめが笑顔で答えた。こうして、大輔、はじめ、さつきの3人は、ノートの力を使った新たな冒険に挑戦し続けることを決意した。彼らの冒険は、これからも続いていく。
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