第30話
春雨を細切りにする為の道具は
リンド=バーグさんは手は出さないけど楽しそうに傍観中。パイク=ラックさんは春雨突きの木製部分と沈殿槽、あと、干し笊を作るために作業場に戻っていった。ガルフ=トングさんは格子状の春雨カッター部分を作りに。鉋みたいな使い方で削りと切りが同時に出来る道具も作ろうとしていたけど。
沈殿槽は桶の中間あたりに上澄み液の排水に使う為の水抜き栓を付けて欲しいとお願いした。用途を説明したら理解の飲み込みの早さに流石は熟練工!!と感動。その沈殿槽は最終的に底が少し傾いた仕様になっていた。凄い、手で沈殿槽を傾けなくてもいいんだ。
擦り下ろした【茄子花芋】を濾すための布袋は新しい物がなかったので、『関所の集落(仮)』に有る布袋に俺が『汎用魔法』の『浄化』『清浄』『殺菌』のJSSトリプルコンボを掛けることになった。布と言えば、実はドワーフ、男女問わず機織りも得意な種族だった。しかも
話が脱線した。それはさておき、春雨を作るための準備は着々と進行してゆく。俺はこっそり水飴作りの為に麦芽の準備を始めます。多分、発芽大麦を作ればいいよね?乾燥させた方が安心かな?
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(作者のツッコミ)
エールを作ってるんだから集落に乾燥麦芽が無い訳はないのだが、気付いてないのか気付いてても言い出せないミーシャなのであった。
(誤字修正)
(誤)
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